M&Aニュース

デンソー、連結子会社オーバスを完全子会社化および吸収合併へ

更新日:

株式会社デンソー(6902)は、連結子会社である株式会社オーバス(東京都港区)の株式を追加取得し完全子会社化するとともに、吸収合併することを決定した。

デンソーを存続会社とし、オーバスを消滅会社とする吸収合併方式。

デンソーは、自動車技術、システム・製品を提供する、グローバルな自動車部品メーカー。2016年4月にオーバスを設立した。

オーバスは、車載用のベーシックソフトウェア開発、および販売を行っている。

デンソーは、今後CASE※1対応においてベーシックソフトウェアの競争力をさらに強化するため、オーバスを吸収合併するとした。

なお、現在オーバスが行っているベーシックソフトウェアのライセンス販売、およびエンジニアリングサービスの提供等は、同社の吸収合併後も、現在の共同出資会社であるイーソル株式会社を通じて継続される予定。

・今後の予定
株式譲渡契約締結日   2023年11月30日
株式取得日       2024年4月1日
合併契約締結日     2024年4月26日
合併予定日(効力発生日)2024年7月1日

※1.CASE:Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)の頭文字をとって作られた造語で、新しい車の開発の軸となる考え方。

輸送用機械・部品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

デンソーに関連するM&Aニュース

デンソー、米CoherentのSiC事業会社へ出資

株式会社デンソー(6902)は、CoherentCorp.(米国ペンシルベニア州、以下Coherent)が2023年4月に設立したSiC(シリコンカーバイド)ウエハー製造などを手掛ける事業会社SiliconCarbideLLC(米国デラウェア州)に対して、5億米ドル(約745億円、米ドル=149円として計算)の出資を行う。この出資によりデンソーは、SiliconCarbideLLCの12.5%の株

デンソー、完全子会社のエヌエスアイテクスを吸収合併へ

株式会社デンソー(6902)は、完全子会社である株式会社エヌエスアイテクス(東京都港区)の吸収合併を決定した。デンソーを存続会社とし、エヌエスアイテクスを消滅会社とする吸収合併方式。デンソーは、自動車技術、システム・製品を提供する、グローバルな自動車部品メーカー。2017年9月に半導体IPの開発・販売を行うエヌエスアイテクスを設立した。エヌエスアイテクスは、半導体IPおよび関連ツールの開発・ライセ

デンソー、オランダの施設園芸事業者であるCerthon Build B.V.の全株式取得

株式会社デンソー(6902)は、CerthonBuildB.V.(オランダ、以下セルトン)の全株式を取得した。デンソーは、自動車技術、システム・製品を提供する、グローバルな自動車部品メーカー。セルトンは、施設園芸ソリューションの開発、販売を行う。125年以上の歴史を持つ。両社は、2020年3月に資本提携を行い、同年5月に日本をはじめアジア地域を対象に施設園芸製品を販売する株式会社デンソーアグリテッ

愛三工業、デンソーからフューエルポンプモジュール事業を譲受けへ

愛三工業株式会社(7283)は、株式会社デンソー(6902)から、フューエルポンプモジュール(※)の開発・生産・販売の一連の事業を譲り受けることを決定し、事業譲渡契約を締結した。譲受価額は、持分取得を含む本事業譲受全体の対価額であり、現金決済で19,081百万円。本件に伴い、愛三工業は、KYOSANDENSOMANUFACTURINGKENTUCKY,LLC(アメリカ・ケンタッキー州、KDMK)の

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社・吸収合併・合併・連結」に関連するコラム

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。買収とは「買収」とは、他の企業の株式取得を通じて、経営権を獲得することを指します。新たに自社で事業を立ち上げる場合に比べて、既にその事業分野で実績のある企業を取得するため、スピーディーに展開できる点が特徴です。買収をご検討の方は、希望条件(地

合併とは?買収との違い、種類やメリット、企業事例を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類やメリット、企業事例を解説

M&A(MergersandAcquisitions)は企業の合併・買収のことであり、「Mergers」が今回ご紹介する合併を指します。本記事では合併の概要や買収との違い、メリット・デメリット、必要な手続きなどについてご紹介します。日本M&Aセンターでは、様々な手法のM&A・経営戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちら合併とは合併とは

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

中堅・中小企業のM&Aで、最も多く用いられるスキームが株式譲渡です。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続きの流れ、税金についてM&Aに精通した税理士がご紹介します。日本M&Aセンターは株式譲渡をはじめ、様々なスキームのM&Aを経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお尋ねください。M&A・組織再編に関するご相談はこちらから株式譲渡とは株式譲渡は、譲渡対象企

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

「株式譲渡・子会社・吸収合併・合併・連結」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード