
[M&A事例]Vol.125 廃業を決めた業歴75年の塗装店が、存続と成長を同時に手にした異業種M&A
創業以来75年にわたり地域密着で住宅の塗装を手掛けてきた青竜社塗装店は、従業員に事業を承継していたものの、営業力の課題に直面していました。M&Aにより廃業の危機を回避した経緯についてお話を伺いました。
当社では多くのお客様がM&Aを選択し、事業承継や会社の成長につなげています。
中堅・中小企業におけるM&Aは主体となる会社・関係者が異なるのはもちろんのこと、実行する背景、目的がさまざまに存在するため、ひとつとして同じ事例はありません。お客様の数だけ存在する膨大なストーリーの中から、厳選した事例をM&A事例インタビューとしてご紹介します。M&Aを検討されている方に対するアドバイスも合わせてご覧ください。
創業以来75年にわたり地域密着で住宅の塗装を手掛けてきた青竜社塗装店は、従業員に事業を承継していたものの、営業力の課題に直面していました。M&Aにより廃業の危機を回避した経緯についてお話を伺いました。
愛知県で塗料販売を展開する榊原の3代目社長は、同社の考えに賛同する企業をM&Aでグループインし、業界を魅力あるものへと変えていこうとしています。2023年3月に行ったM&Aの経緯についてお話を伺いました。
北海道留萌市で建築設備の管工事業を手掛けるハチロは、1961年の創業以来、地域に根差した事業で地元の信頼を得る会社です。2018年9月の譲渡から5年、2023年7月に会長に就任した譲渡オーナーからお話を伺いました。
ゲーム、インターネット、EC、テクノロジーなどの市場におけるBPO事業を中心に、成長を続けるポールトゥウィンホールディングスグループ。売上高目標1,000億円の達成に向けて進めるM&A戦略についてお話を伺いました。
発電所や大型プラントで溶接事業を行うエンドーウェルディングは、福島第一原子力発電所の事故により、事業環境が一変します。リスク分散とさらなる成長戦略としてM&A を決断した背景と、成約から現在の様子を代表にお聞きしました。
自動車関連事業を主力事業とするGLIONグループは、これまでM&Aで92社もの会社を譲り受け、国内外で成長を続けてきました。各社の独自性を活かしながら、グループ全体で業績を上げる具体的な取り組みについてお話を伺いました。
測量と施工監理技術者の派遣業を営む有限会社クワイスは、30年続く順調に経営していましたが、会社を牽引してきた創業者の健康上の理由で、事業承継の課題と向き合うことに。社長と共にM&Aを進めることになった、従業員のお二人に話を伺いました。
プラスチック製品の製造を手掛けるケー・アイ・ピーは、外部から社長を招聘し事業承継を行いましたが、株式贈与と将来的な成長戦略の課題にぶつかります。その後M&Aによる譲渡を行い、現在は新天地でセカンドライフを送る創業者に話を伺いました。
コロナ禍で業界全体に停滞感が広がるなか「新規顧客獲得を実現するには、加工技術の多角化を図るしかない」と企業の譲受けを検討していたハリガイ工業。最終的に選んだお相手は、同じ製造業で異なる技術と事業をもつ企業でした。
土木工事を中心に不動産や飲食、介護、保育など多角的な事業を行うナカミライズホールディングス(愛知県)。2022年12月、土地の仕入れや戸建て販売に強みを持つカスタムハウジングコーポレーション(愛知県)を譲り受けました。積極的なM&Aで事業強化や拡大を図り、グループ売上200億円を目指す中村 陽公代表に、同社のM&A戦略や成功のポイントをお聞きしました。
地元に密着した顧客第一の家づくりで豊富な実績と高い知名度を誇るカスタムハウジングコーポレーション。経営は順調だったものの後継者不在の課題を抱え、会社のさらなる発展を願って藤澤 伸安社長が選択したのがM&Aでした。顧客のため、従業員のため、取引先のために譲渡先を決めるまでの道のりをお聞きしました。
「再生」をテーマに総合リサイクル事業を行う新英ホールディングス。その中核会社として金属リサイクル事業を手掛ける新英金属(愛知県)は、関東進出の足掛かりとして2022年11月に鉄スクラップ商社のアラエ商会(東京都)を譲り受けました。2009年の社長就任以来、M&Aを取り入れながら事業を成長させてきた4代目の金子 豊久社長に、同社のM&A 戦略をお聞きしました。
2022年2月に初めてのM&Aを実行した株式会社イノベックス。同社は、M&A成約前から譲渡企業側の経理体制の早期整備を意識し、成約から1年超にわたって日本PMIコンサルティングがサポートしました。同社 執行役員 経営企画室管掌 野田 芳明様と、親会社のウェーブロックホールディングス株式会社 経理財務部担当部長 兼 同部 経理課長 牧山 竜一様に、経理体制構築におけるPMI(M&A後の統合プロセス)を進めるうえで特に重視したポイントや、コンサルティングを受けた効果について伺いました。
成長政策の一つとしてM&Aを検討していたB社は、今回、同業のA社を譲り受け、1年でプロセス革新を実現し業績も好調に推移しています。初めてM&Aに取り組まれたB社社長に、この1年を振り返っていただきました。
耐熱塗料で国内シェア50%超を誇るニッチトップ企業のオキツモ(三重県名張市)。1990年代から積極的に海外進出、現地生産を進め、現在ではアメリカ、ブラジル、インド、スペイン、中国、タイの6カ国に駐在所を持つグローバル企業です。海外でのネットワークや知見も豊富にある同社ですが、今回、初めてM&Aでタイの現地企業を譲り受けました。
日本M&Aセンターの仲介により、隣接業種の会社を譲り受けたK・マシン株式会社。その後、日本M&Aセンターグループの日本PMIコンサルティングが、PMIを3か月にわたって支援しました。今回PMIに注力した背景やコンサルティングを受けた効果について伺いました。
熊本市内で金属製の建具工事業を営む有限会社メタルスター九州(現:株式会社メタルスター九州)は、財務状況も非常に良く、順調に経営をしていた2022年3月、JR九州グループの子会社であるJR九州エンジニアリング株式会社にM&Aで株式譲渡しました。メタルスター九州の社長だった宮﨑文典氏は、現在は取締役会長として新たな経営陣に事業の引継ぎと経営の指南をしています。
レンタルサーバー事業を中核事業に持つカゴヤ・ホールディングス株式会社(京都府)は、積極的にM&Aを推し進め、2021年12月から約9カ月間に3社を譲り受けました。M&Aを活用して「総合DXカンパニー」を目指す北川貞大社長に、最初の譲受け企業となったエスケイワードとのM&Aについてお聞きしました。
株式会社エスケイワードは、主にWeb制作を手掛ける会社です。戦略立案から構築、運用まで一貫で制作できる体制をもち、人を大切にする社風で従業員の定着率も高く業績好調だった2021年12月、レンタルサーバー事業を中核事業とする京都のカゴヤ・ホールディングスに譲渡しました。現在もエスケイワードに残り経営の陣頭指揮を執る加藤啓介社長に、M&Aで目指す会社のビジョンをお聞きしました。
佐賀県小城市にある竹下製菓株式会社は、有名アイスクリーム「ブラックモンブラン」の製造などを手掛ける会社です。同社は、2020年10月にアイス製造会社のスカイフーズ株式会社(埼玉県幸手市)を、2022年1月に主力商品「生クリームパン」をはじめとするパン製造の株式会社清水屋食品(岡山市)を譲り受けました。竹下製菓の3代目、竹下真由社長に、積極的に資本提携を進める理由をお聞きしました。
70歳を前に事業承継をどうするか悩んでいた株式会社友建設の宮本和博社長ご夫妻。廃業も考えましたが、創業以来42年にわたり支えてくれた従業員や取引先に対して無責任なことはできないと、M&Aによる株式譲渡という第三者承継の道を選びました。
株式会社電材ホールディングスは国内売上げ2位のクレーン会社です。2015年の設立以来、全国展開を推し進めてきました。その原動力となったのが「海外」「M&A」「風力発電」です。同社の成長戦略について上村浩貴常務にお聞きしました。
Huationg Holdings Pte Ltd.はシンガポールで、創業以来30年以上おもにクレーン事業と重量品輸送事業を手掛けてきた会社です。シンガポールの建設業界では知名度抜群の同社が、今回、M&Aを決断した理由とは――。
2022年7月、抜型製造のパイオニアとして業界屈指の技術力とプレゼンスをもつ株式会社たから抜型工業と、業界上位の大手企業である大創株式会社が資本提携を結びました。業界内で存在感のある2社が手を組み、どんな成長を目指していくのか、今後のビジョンを伺いました。
株式会社ニチレイロジグループ本社は、多彩な低温物流サービスで日本の豊かな食生活を支える企業です。国内だけでなく、欧州をはじめ中国やASEANにも配送ネットワークをもちます。その配送網を実現させているのがM&Aです。2022年4月、マレーシアで低温物流事業を手掛けるLitt Tatt Enterprise Sdn.Bhd.およびLitt Tatt Distribution Sdn.Bhd.(以下、2社を総称してLitt Tatt)へ出資をされたニチレイロジグループの海外戦略をお聞きしました。
父親が創業し、叔父が引き継いだ会社を任されておよそ20年。息子の進路に対する気持ちを尊重し、60歳を目前に事業承継の問題に直面した吹田一平社長は、そこで初めてM&Aという選択肢を知ります。会社がさらに成長すれば、従業員の雇用を守り、会社も存続できる。資本提携によって新規の受注獲得に向けて動けるようになり、現在も精力的に経営を続ける吹田社長に、M&Aを振り返っていただきました。
これまで13社のM&Aを通じて10年で年商を15倍に増やしてきた光洋商事ホールディングス株式会社。実際に譲渡によってグループ会社となった株式会社ジャトルと株式会社長谷川建築企画の経営者お二人に、M&A後の変化を語っていただきました。
創業から53年目を迎える光洋商事ホールディングス株式会社は、13社のM&Aを通してビルメンテナンス業だった自社の業態を大きく広げ、業績もこの10年で15倍以上に伸ばしました。成長を牽引してきた三代目社長の川上聡一朗氏に同社の成長戦略を伺いました
「プラチノ」は30年以上地域に愛されてきた老舗洋菓子店。60歳を目前に後継者不在に直面した田勢克也社長は、事業承継とさらなる成長のために譲渡を決意しました。50代から検討したことで時間をかけて納得のお相手と出会う事ができたとM&Aを振り返ります。
「サーチファンド」という仕組みがあります。経営者を目指す個人(サーチャー)が投資家から支援を受けながら企業を探し、そのトップに就任するというものです。2022年1月に地元・山梨県甲府市の企業ミスターデイクを事業承継したサーチャーの大屋貴史氏に、経営者になって約半年の今の様子を伺いました。