[M&A事例]Vol.130 後継者不在、制度不足、設備の老朽化…。空調用ダクト部材製作で道内一円を網羅している企業が、従業員の幸せを願い決断したM&A
ダクトの部品製造を手掛ける森鉄工業(北海道札幌市)のオーナーは70歳を超え、後継者不在や会社の課題を目の前M&Aを決意。岐阜県の会社に譲渡を行って10カ月、現在の様子を伺いました。
製造業界は半数以上が後継者不在の課題を抱えており、当社がお手伝いするM&Aの中でも多く見られる業界です。技術力は高いものの営業力や経営能力に課題を抱える企業も少なくありません。ここでは厳選した事例をM&A事例インタビューとしてご紹介します。
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ダクトの部品製造を手掛ける森鉄工業(北海道札幌市)のオーナーは70歳を超え、後継者不在や会社の課題を目の前M&Aを決意。岐阜県の会社に譲渡を行って10カ月、現在の様子を伺いました。
吹田鉄工と坂海工業所は提携後、コロナ禍の影響を受け厳しい状況が続きました。そんな中でも共に実績を積み重ね、成長を遂げてきた両社。2年半経った今、改めて提携の背景、現在についてお話を伺いました。
愛知県西尾市の総合印刷会社エムアイシーグループは、約半年の間に3社を譲り受けました。それぞれのM&Aの目的や、譲り受けた会社とどのようにコミュニケーションをとっているのか。PMIについてもお話を伺いました。
プラスチック製品の製造を手掛けるケー・アイ・ピーは、外部から社長を招聘し事業承継を行いましたが、株式贈与と将来的な成長戦略の課題にぶつかります。その後M&Aによる譲渡を行い、現在は新天地でセカンドライフを送る創業者に話を伺いました。
コロナ禍で業界全体に停滞感が広がるなか「新規顧客獲得を実現するには、加工技術の多角化を図るしかない」と企業の譲受けを検討していたハリガイ工業。最終的に選んだお相手は、同じ製造業で異なる技術と事業をもつ企業でした。
2022年2月に初めてのM&Aを実行した株式会社イノベックス。同社は、M&A成約前から譲渡企業側の経理体制の早期整備を意識し、成約から1年超にわたって日本PMIコンサルティングがサポートしました。同社 執行役員 経営企画室管掌 野田 芳明様と、親会社のウェーブロックホールディングス株式会社 経理財務部担当部長 兼 同部 経理課長 牧山 竜一様に、経理体制構築におけるPMI(M&A後の統合プロセス)を進めるうえで特に重視したポイントや、コンサルティングを受けた効果について伺いました。
耐熱塗料で国内シェア50%超を誇るニッチトップ企業のオキツモ(三重県名張市)。1990年代から積極的に海外進出、現地生産を進め、現在ではアメリカ、ブラジル、インド、スペイン、中国、タイの6カ国に駐在所を持つグローバル企業です。海外でのネットワークや知見も豊富にある同社ですが、今回、初めてM&Aでタイの現地企業を譲り受けました。
日本M&Aセンターの仲介により、隣接業種の会社を譲り受けたK・マシン株式会社。その後、日本M&Aセンターグループの日本PMIコンサルティングが、PMIを3か月にわたって支援しました。今回PMIに注力した背景やコンサルティングを受けた効果について伺いました。
熊本市内で金属製の建具工事業を営む有限会社メタルスター九州(現:株式会社メタルスター九州)は、財務状況も非常に良く、順調に経営をしていた2022年3月、JR九州グループの子会社であるJR九州エンジニアリング株式会社にM&Aで株式譲渡しました。メタルスター九州の社長だった宮﨑文典氏は、現在は取締役会長として新たな経営陣に事業の引継ぎと経営の指南をしています。
2022年7月、抜型製造のパイオニアとして業界屈指の技術力とプレゼンスをもつ株式会社たから抜型工業と、業界上位の大手企業である大創株式会社が資本提携を結びました。業界内で存在感のある2社が手を組み、どんな成長を目指していくのか、今後のビジョンを伺いました。
父親が創業し、叔父が引き継いだ会社を任されておよそ20年。息子の進路に対する気持ちを尊重し、60歳を目前に事業承継の問題に直面した吹田一平社長は、そこで初めてM&Aという選択肢を知ります。会社がさらに成長すれば、従業員の雇用を守り、会社も存続できる。資本提携によって新規の受注獲得に向けて動けるようになり、現在も精力的に経営を続ける吹田社長に、M&Aを振り返っていただきました。
株式会社STG(大阪)は、マレーシアへの進出を目的にコロナ禍の2021年3月、M&AでSTX Precision Corporation Sdn. Bhd.の株式を取得しました。「M&Aは最も有効な成長の手段」と話す佐藤輝明社長に、同社の成長戦略について伺いました。
埼玉県で製造業を営むエムエスシー製造株式会社は、過去最高売上と最高益を達成した裏で、深刻な人手不足に悩まされていました。このままでは社員や社員の家族を守り切れない。さらに、後継者不在の悩みも抱えている。社長の德勝賢治氏が考え抜き、導き出した答えはM&Aでした。
中堅・中小企業による東南アジアでのM&Aが増えています。今回、コロナ禍で渡航が制限される中マレーシアの企業を譲受けしたのが株式会社サンコーシヤです。どのようにM&Aを進められたかお聞きしました。
地元でよく知られる紙卸売業の株式会社三井は、デジタル化の波の中で先行き不安を感じていた。そこに新型コロナウイルスが猛威を振るい始める。コロナ禍だからこそ先を見据えたM&Aで譲受けを決断した同社の軌跡。
父親が創業し苦労して育ててきた会社を受け継ぎ、後継者問題に直面したお客様。悩んだ末の譲渡条件は「何も変えない」という事。引き続き経営の舵を取られている中、そのご決断の経緯と現在の心境を伺いました。
自動車部品の販売からスタートし、現在は世界60か国で事業を展開する会社が大手商社の子会社を譲り受けた事例。譲渡、譲受け双方のお客様からそれぞれのM&Aを実行した背景、狙いについてお聞きしました。
「後継者不在を解決するためだけのM&Aであれば、しないほうが良い」と、当初から自社の成長を見据えてお相手探しを行った譲渡オーナーに、当時の心境や想い、これからの未来についてお聞きしました。
「親族承継を選んだからといって必ずしも上手くいくとは限らない。」仲間の事例を間近で見てきたらこそ「第三者承継」を決断した譲渡オーナー。M&Aから2年半たった現在について、譲渡先のオーナーと共にお話を伺いました。
バイク業界でも珍しい、オフロードバイク、オンロードバイクの会社の統合。両者の統合プロセス(PMI)を専門のコンサルタントを交えて行いながら実行していく中で社内に生まれた変化、両社が見つめる未来について伺いました。
金型部品・ダイスの製造・加工業の会社は、縮小する国内市場から海外進出を視野に広げ、さらなる成長を遂げる選択肢としてM&Aを選択。「他社に売る」という視点で自社を客観的に見つめることの大切さをはじめ、経営のヒントをお話しいただきました。
「ソリューションビジネス」を戦略目標として掲げる接着・接着樹脂加工メーカーは、自社で機械加工・金属加工・機械設計も提供できる会社になることを目指しM&Aを選択。 2社を譲り受けた現在、さらなる成長を見つめるオーナーにお話を伺いました。
様々なタイミングが重なり、かねてから取引のあった会社を譲受。健全な会社同士の前向きな選択肢としてM&Aによる譲受を行った背景、眼鏡の産地・鯖江市に対する想い、今後の事業展開について金子眼鏡オーナーから伺いました。
「M&Aは大企業がするもの」というイメージがセミナー参加で覆り、一気に自分事として検討へ。お相手探しで大切にしたこと、そして統合後にご家族と第2の人生を歩み始めた現在についてもお話しくださいました。
電力・通信用機材の製造を行う電研社は、3件のM&Aによる譲受により、製造・工事・特殊加工をワンストップで実行可能にしました。それぞれの譲受の狙い、今後の戦略について伺いました。
自社を譲渡してから5年。M&Aを決断した当時の心境、ご家族の反応についてお話しいただきました。またご自身が現在体現されているハッピーリタイアのポイントについても言及いただきました。
実父からの承継時、高額な相続税が降りかかったご自身の体験から、第三者への承継を決意。経営者仲間の友好的M&Aの事例を知り、M&Aへのマイナスイメージが払拭されたと語ります。
後継者不在で税理士から廃業を勧められていたオーナーがM&Aを選択した理由とは⁉M&A後、お取引先からは「廃業しないで良かった」との声をたくさんかけられたというエピソードをお話しくださいました。
海外拠点で活躍できる人材を確保して、安定した業績を上げ続けるためシナジーのあるお相手企業を譲渡先として検討したと語るオーナー。大手商社グループであるお相手との統合で実現したシナジー効果とは。
「M&Aは有効な経営戦略」と知り、譲渡を決意。お相手に求める4つの条件についてもお話しくださいました。譲受オーナーは、従業員への情報開示の際のエピソードについて語ってくださいました。