[M&A事例]Vol.114 M&Aを経営戦略に取り入れ、多角化とエリア拡大を早期に実現
「再生」をテーマに総合リサイクル事業を行う新英ホールディングス。その中核会社として金属リサイクル事業を手掛ける新英金属(愛知県)は、関東進出の足掛かりとして2022年11月に鉄スクラップ商社のアラエ商会(東京都)を譲り受けました。2009年の社長就任以来、M&Aを取り入れながら事業を成長させてきた4代目の金子 豊久社長に、同社のM&A 戦略をお聞きしました。
卸・小売り業界は昨今の「流通の中抜き現象」を背景にその存在価値が問われおり、M&Aが活発化しています。お客様の数だけ存在する膨大なストーリーの中から、厳選した事例をM&A事例インタビューとしてご紹介します。
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「再生」をテーマに総合リサイクル事業を行う新英ホールディングス。その中核会社として金属リサイクル事業を手掛ける新英金属(愛知県)は、関東進出の足掛かりとして2022年11月に鉄スクラップ商社のアラエ商会(東京都)を譲り受けました。2009年の社長就任以来、M&Aを取り入れながら事業を成長させてきた4代目の金子 豊久社長に、同社のM&A 戦略をお聞きしました。
耐熱塗料で国内シェア50%超を誇るニッチトップ企業のオキツモ(三重県名張市)。1990年代から積極的に海外進出、現地生産を進め、現在ではアメリカ、ブラジル、インド、スペイン、中国、タイの6カ国に駐在所を持つグローバル企業です。海外でのネットワークや知見も豊富にある同社ですが、今回、初めてM&Aでタイの現地企業を譲り受けました。
日本M&Aセンターの仲介により、隣接業種の会社を譲り受けたK・マシン株式会社。その後、日本M&Aセンターグループの日本PMIコンサルティングが、PMIを3か月にわたって支援しました。今回PMIに注力した背景やコンサルティングを受けた効果について伺いました。
70歳を前に事業承継をどうするか悩んでいた株式会社友建設の宮本和博社長ご夫妻。廃業も考えましたが、創業以来42年にわたり支えてくれた従業員や取引先に対して無責任なことはできないと、M&Aによる株式譲渡という第三者承継の道を選びました。
カーコーティング事業を一大産業に育てたいが、後継者がいない。会社の将来を考え、早くからM&Aで譲渡することを視野にいれていた小口洋史氏が、ここなら任せられるという確信を得た相手企業と出会うまで――。
ASEANを中心に拠点を広げてきたレカム株式会社がクロスボーダーM&Aにおいて重視してきたのは、トップ自らが現地に足を運ぶということ。コロナ禍でマレーシア企業との株式譲渡契約を締結した同社のM&A戦略を聞きしました。
株式会社カヨウ商事は、2018年10月に株式譲渡によるM&Aを行いました。後継者候補が居ながらも、「継がない」という決断になり、後継者問題を解決するための決断でした。成約から3年経ち、当時を振り返ります。
地元でよく知られる紙卸売業の株式会社三井は、デジタル化の波の中で先行き不安を感じていた。そこに新型コロナウイルスが猛威を振るい始める。コロナ禍だからこそ先を見据えたM&Aで譲受けを決断した同社の軌跡。
自動車部品の販売からスタートし、現在は世界60か国で事業を展開する会社が大手商社の子会社を譲り受けた事例。譲渡、譲受け双方のお客様からそれぞれのM&Aを実行した背景、狙いについてお聞きしました。
廃業・撤退が加速しているガソリンスタンド業界。2018年に広島県内で地元石油販売店同士のM&Aが成立しましたが、その先導役を担ったのはオーナーや経営者ではなく当時の総務部長でした。
バイク業界でも珍しい、オフロードバイク、オンロードバイクの会社の統合。両者の統合プロセス(PMI)を専門のコンサルタントを交えて行いながら実行していく中で社内に生まれた変化、両社が見つめる未来について伺いました。
四国で大きなマーケットである松山市に営業拠点を置く、という長年の経営課題の一つをM&Aで解決したオーナー。統合と同時にグループを率いる経営者となった社長を交え、統合後のプロセス(PMI)の取り組みや今後について伺いました。
「M&Aをする・しないに関わらず、全ての中小企業のオーナーは自社の価値は知っておくべき」そう語るのは早期からM&Aを検討してきた譲渡オーナー。ご自身の経営の原点を振り返りながら、M&Aを検討されるオーナに向けてアドバイスを戴きました。
M&A後、3か月にわたり譲受企業に常駐し文化融合に尽力してきたオーナー。文化融合の極意、双方の社員に起きた意識変化、買収を検討される経営者へのアドバイスを伺いました。
北欧雑貨の輸入、販売を行う会社を営むオーナーは、ネット通販を行う企業の理念に共感。統合によるシナジー効果のほか、女性社員が多いという共通点もお相手選びの後押しになったと語ります。