M&Aニュース

クラウドワークス、AIシステム・ウェブサービス開発運営のAI techを買収

更新日:

株式会社クラウドワークス (3900) は、2024 年3月27日開催の取締役会において、同社を株式交換完全親会社、株式会社 AI tech(東京都千代田区)を株式交換完全子会社とする株式交換を実施することを決議し、同日付で株式交換契約を締結した。

本株式交換は、同社においては、会社法第796条第2項の規定に基づき、株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続により、AI tech社においては2024年4月19日開催予定の臨時株主総会にて本株式交換契約の承認を受けた上で、2024年4月25日を効力発生日として行われる予定。

本株式交換の目的

クラウドワークスグループは、企業と個人とをオンライン上でつなぐ人材マッチングプラットフォームの拡大に努めてきた。現在同社のプラットフォームに登録するクライアント企業は95.6万社、登録ワーカーは606.2万人を突破し、オンライン人材マッチング市場のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

AI tech 社は、AIによる記事作成ツール「オーダーメイド AI」をはじめとしたAIシステム・ウェブサービスの開発運営を行っており、リリースから1年でARR1.9億、利用登録ユーザー数は11万人を突破している。

クラウドワークスはAI tech 社をグループに迎えることで、生成AIを活用した事業成長に向け、ワーカー・クライアント双方を支援する新たな事業展開を行う。

ワーカー向けには、生成AIを通じた仕事の高付加価値化による受注単価の向上、クライアント向けには、生成AIを活用した生産性向上ソリューションの拡充がそれぞれ可能となり、AI と人が共存し最適化していく社会に向け、事業ケイパビリティの拡大とGMV の増大につなげる。

本株式交換の日程

株式交換決議取締役会(クラウドワークス )2024 年3月27日
株式交換取締役決定日(AI tech社)     2024 年3月27日
株式交換契約締結日(両社)        2024 年3月27日
株式交換承認株主総会決議日(AI tech社)  2024年4月19日(予定)
本株式交換の予定日(効力発生日)     2024 年4月25日(予定)

本株式交換に係る割当ての内容

【本株式交換に係る割当比率】
・株式会社クラウドワークス (株式交換完全親会社):1
・株式会社AI tech (株式交換完全子会社):6.0233

【本株式交換により交付する 株式数】
・クラウドワークスの普通株式 180,699株(予定)

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら

インターネット関連サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、インターネット関連サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

クラウドワークスに関連するM&Aニュース

クラウドワークス、完全子会社グルトを吸収合併へ

株式会社クラウドワークス(3900)は、完全子会社である株式会社グルト(東京都渋谷区)を吸収合併する合併契約を締結した。クラウドワークスを吸収合併存続会社、グルトを吸収合併消滅会社とする吸収合併方式で、グルトは効力発生日をもって解散する。クラウドワークスは、クラウドソーシング事業を行っている。グルトは、オンラインサブスク決済サービスの運営を行っている。クラウドワークスは、クラウドワークスの事業とグ

クラウドワークス、ユウクリを連結子会社化へ

株式会社クラウドワークス(3900)は、株式会社ユウクリ(東京都渋谷区)の発行済株式51%を取得し、連結子会社化することを決定した。クラウドワークスは、クラウドソーシング事業を行っている。ユウクリは、プロのデザイナー・クリエイター専門の、派遣・転職・フリーランス支援を行う人材エージェントサービスの運営を行う。クラウドワークスは、ユウクリをグループ会社として迎えることで、全社GMVの約5割を占めるエ

クラウドワークス、シューマツワーカーを連結子会社化へ

株式会社クラウドワークス(3900)は、株式会社シューマツワーカー(東京都渋谷区)の株式を、既存株主からの譲渡および第三者割当増資引受けにより取得し、連結子会社化する。クラウドワークスは、クラウドソーシング事業を行っている。シューマツワーカーは、副業マッチングプラットフォームの運営を行っている。本件M&Aによりクラウドワークスは、注力している副業領域のクライアントに対して、より幅広い人材提供を行う

クラウドワークス、完全子会社コデアルを吸収合併へ

株式会社クラウドワークス(3900)は、完全子会社であるコデアル株式会社(東京都渋谷区)の吸収合併を決定した。クラウドワークスを存続会社、コデアルを消滅会社とする吸収合併方式で、コデアルは効力発生日をもって解散する。クラウドワークスは、クラウドソーシング事業を行っている。コデアルは、IT人材マッチングサービスの運営を行っている。本合併によりクラウドワークスは、経営の効率化および事業シナジーの強化を

クラウドワークス、RPA事業を行うPeaceful Morningを子会社化へ

株式会社クラウドワークス(3900)は、2022年9月27日付でPeacefulMorning株式会社(神奈川県横浜市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。クラウドワークスは、クラウドソーシング、人材マッチング事業を行っている。PeacefulMorningは、RPA‧ローコードによってDXを推進するためのサービス運営を行っている。RPA専門メディア「RPAHACK」、RPA‧ローコード

この記事に関連するタグ

「買収・株式交換」に関連するコラム

株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

M&A全般
株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

株式交付制度は、令和3年3月1日に施行された「会社法の一部を改正する法律案」で、企業買収の手続きを合理化することを目的として新たに創設されました。本記事では、株式交付の仕組みや基本的内容を整理し、既存の株式交換との違いや、M&Aで活用する場合のメリット、注意すべき点について詳しくご紹介します。株式交付とは?株式交付は、M&Aなどにおいて買い手(譲受け企業)が他社を子会社化するために支払う対価として

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。買収とは「買収」とは、他の企業の株式取得を通じて、経営権を獲得することを指します。新たに自社で事業を立ち上げる場合に比べて、既にその事業分野で実績のある企業を取得するため、スピーディーに展開できる点が特徴です。買収をご検討の方は、希望条件(地

TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的や流れ、企業事例を解説!

東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業へのTOB(株式公開買い付け)の動きが活発化しています。本記事ではTOBの概要や主な流れ、メリット、企業事例をご紹介します。日本M&Aセンターでは、M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらTOB(株式

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。日本M&Aセンターでは、M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらコングロマリットとはコングロマリット(co

新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

M&A全般
新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

業界経験豊富なM&Aのスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動きについて、プレスリリースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回はNTTドコモとマネックスグループ・マネックス証券のニュースを解説します。※本記事はYouTube動画の内容を抜粋・編集してご紹介します。日本M&Aセンターは上場企業、中堅・中小企業のM&A・企業戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。ご相談は無料、秘密厳

敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

M&A全般
敵対的買収とは?仕組みやメリット、防衛策、企業事例を解説

買収は「敵対的買収」と「友好的買収」の2つに大別できます。日本における企業買収の大半は友好的買収によって行われますが、稀に敵対的買収が行われることもあります。本記事では、敵対的買収の概要、敵対的買収を仕掛けられた側の防衛策、企業事例などをご紹介します。日本M&Aセンターでは、友好的M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せ

「買収・株式交換」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aスキームとは?種類別に公認会計士が解説!

M&Aスキームとは?種類別に公認会計士が解説!

M&Aを行うスキーム(手法)は様々に存在し、最適な選択が成功の鍵を握ります。本記事では中堅・中小企業のM&Aで用いられる代表的なスキームの特徴、メリット・デメリットなどをご紹介します。日本M&AセンターではM&Aに精通した公認会計士・税理士・弁護士など専門家を含めた盤石の体制で安全・安心のM&Aをサポート致します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらM&Aにおけるスキームと

譲渡企業(買収先)の探し方。ロングリスト、ショートリストとは

譲渡企業(買収先)の探し方。ロングリスト、ショートリストとは

M&A仲介会社などパートナーを選定したら、次は買収先、つまり譲渡企業(売り手)を探すステップに移ります。お相手探しは主に2つの方法で行われます。それぞれについて詳しく見てまいりましょう。買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録(無料)はこちら譲渡企業の探し

譲受け企業(買い手)がM&Aで押さえておきたいポイントとは?

譲受け企業(買い手)がM&Aで押さえておきたいポイントとは?

一言でM&Aといっても、買収戦略を実行していく譲受企業(買い手)側には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&A実行の目的・メリット一般的に

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年3月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

月別M&Aニュース

注目ニュースワード