M&Aニュース

成長戦略セミナー

キリンHDグループのキリンビバレッジ、花王から茶カテキン飲料「ヘルシア」事業を譲り受け

更新日:

キリンホールディングス株式会社(2503)のグループ会社である、キリンビバレッジ株式会社(東京都中野区)は、花王株式会社(4452)の茶カテキン飲料「ヘルシア」に関する事業を譲り受けることを決議し、2024年2月1日に同社との間で事業譲渡契約を締結した。 今後、両社にて必要な許認可取得などの手続きを経て、2024年8月(予定)より茶カテキン飲料「ヘルシア」の製造・販売を開始する。

キリンビバレッジは、清涼飲料の製造および販売を行う。

花王は、「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」の4つの事業分野で、生活者に向けたコンシューマープロダクツ事業を、「ケミカル」事業においては、産業界のニーズにきめ細かく対応した製品を幅広く展開する。

・事業譲受の背景 キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を策定し、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV(Creating Shared Value:お客様や社会と共有できる価値の創造)先進企業となる」ことを目指している。

その実現に向けて、人々の健康に貢献していく「ヘルスサイエンス領域」の育成を進めるなか、清涼飲料事業を展開するキリンビバレッジにおいても、ヘルスサイエンスを強みとしたポートフォリオへの変革を加速している。

茶カテキン飲料「ヘルシア」は、健康茶系飲料のロングセラーブランドとして多くのお客様に支持されており、キリンビバレッジが進める変革の加速に貢献すると考え、事業を譲り受けることを決定した。

今回の譲受によりキリンビバレッジは、ヘルスサイエンス領域の強化・拡大をさらに進め、高収益化を目指す。

・譲受事業の概要 花王のヘルシアブランドの茶カテキン飲料「ヘルシア緑茶」、「ヘルシア緑茶 うまみ贅沢仕立て」、「ヘルシアウォーター」、「ヘルシアmyリズム スパークリング」、「ヘルシア茶 カテキンの力 緑茶風味 30本」の5製品8品種(特定保健用食品および機能性表示食品)に関する事業

・今後の予定 事業譲受実行日: 2024年8月1日

食品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化粧品・トイレタリー製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化粧品・トイレタリー製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

キリンホールディングス・花王に関連するM&Aニュース

キリンHD、ファンケルへTOB実施へ

キリンホールディングス株式会社(2503)は、株式会社ファンケル(4921)の株券等を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。ファンケルの完全子会社を目的としている。キリンホールディングスは、キリングループの持株会社。酒類・飲料事業をグループの基盤事業として、食領域・ヘルスサイエンス領域・医領域に事業を展開している。2019年にファンケルの筆頭株主となり、現在、株式の約33%を保有してい

エステー、花王から猫用システムトイレ「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業を譲受けへ

エステー株式会社(4951)は、花王株式会社(4452)の猫用システムトイレ「ニャンとも清潔トイレ」に関する事業を譲り受けすることを決議し、12月11日に花王との間で事業譲渡契約を締結した。エステーは花王が展開する「ニャンとも清潔トイレ」の製造・販売事業を取得し、2024年6月から事業を開始する予定。エステーは、消臭芳香剤「消臭力」、防虫剤「ムシューダ」等のブランドで知られる日用品メーカー。花王は

キリンホールディングス傘下のメルシャン、第一アルコールを吸収合併へ

キリンホールディングス株式会社(2503)は、グループ会社のメルシャン株式会社(東京都中野区)が、第一アルコール株式会社(東京都中野区)を吸収合併すると発表した。メルシャンは、ワインを中心とした酒類の製造・販売を行っている。第一アルコールは、原料アルコール、酒類、溶剤および化学工業製品等の販売を行っている。メルシャンのグループ会社。メルシャンは、製販一体化による新たな事業体制により、ニーズを捉えた

花王、子会社2社とともに豪Bondi Sands Australia Pty Ltdを買収へ

花王株式会社(4452)は、2023年7月27日(オーストラリア時間)に、子会社であるKaoUSAInc.(以下、花王USA)、KaoAustraliaPty.Limited(以下、花王オーストラリア)とともに、プレミアムスキンケアブランドを持つ、BondiSandsAustraliaPtyLtd(オーストラリアメルボルン、以下ボンダイサンズ社)を買収する契約を締結した。花王は、大手消費財メーカー

キリンホールディングス、豪州にて健康食品を扱うBlackmoresを子会社化へ

キリンホールディングス株式会社(2503)は、BlackmoresLimited(オーストラリア、以下Blackmores)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価格は、約1,880百万豪ドル(約1,692億円※1豪ドル=90円で計算)。キリンホールディングスは、酒類、清涼飲料、医療用医薬品、乳製品の製造・販売等を行うグループの持株会社。Blackmoresは、アジア・パシフィックにお

この記事に関連するタグ

「事業譲渡」に関連するコラム

事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されるのが、事業売却です。本記事では、事業売却の概要、メリット・デメリットなどをご紹介します。日本M&Aセンターは場企業のカーブアウト(事業・子会社の売却)・事業ポートフォリオの見直し、方針整備からM&Aの成立まで、経験・実績豊富な専門チームがサポートを行います。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。

会社を売りたい。会社売却で知っておくべきポイントとは

事業承継
会社を売りたい。会社売却で知っておくべきポイントとは

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社売却の動向、会社売却のメリットなどを整理したうえで、売却時の注意点や全体の流れについて解説します。事業承継を断念する前に、会社を売却し事業を存続させる方法について話を聞いてみませんか?数々の事業承継をご支援してきたコンサルタントが、M&Aによる取引価額、売却先候補についてご案内致します。ご相談は

事業譲渡とは?メリットやデメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
事業譲渡とは?メリットやデメリット、手続きをわかりやすく解説

M&Aで多く用いられるスキームとして挙がるのが株式譲渡と事業譲渡です。本記事ではどのような場合に事業譲渡がふさわしいのか、株式譲渡との違いやメリット・デメリット、手続きや税金などをわかりやすくご紹介します。日本M&Aセンターでは、事業譲渡をはじめ、様々な手法のM&A・経営戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちら事業譲渡とは事業譲渡とは

会社売却後の役員退職金、従業員退職金はどうなる?

M&A全般
会社売却後の役員退職金、従業員退職金はどうなる?

会社売却後に退職する場合、退職金はもともとの規定が引き継がれるのでしょうか。支払われる金額や方法、時期などに変化が生じるのでしょうか。本記事では、会社売却にともない退職者が出た場合の従業員や役員の退職金、注意すべきポイントについて解説します。@sitelink退職金とは退職金とは、従業員の退職時に雇用主である会社が支払う金銭のことで、通常の給与や賞与とは別に支給されるものです。退職金制度の導入は法

会社売却後どうなる?会社、社長、社員への影響を解説

M&A全般
会社売却後どうなる?会社、社長、社員への影響を解説

中小企業のオーナー経営者が会社売却を検討する際「売却した後、関係者に与える影響が一番気がかり」と考える人は少なくありません。本記事では、中小企業が会社売却をおこなう際、会社関係者、取引先などそれぞれのステークホルダーに与える影響、メリット、注意点についてご紹介します。日本M&Aセンターは1991年の創業以来、数多くのM&A・事業承継をご支援しています。中小企業のM&Aに精通した専任チームが、お客様

PEファンドを活用した事業承継とは?事例を交えて解説

M&A全般
PEファンドを活用した事業承継とは?事例を交えて解説

日本M&AセンターではPEファンドとのパートナー戦略をサポートする専門チームを社内に組成し、高度なコンサルティングサービスを提供しています。本記事では、過去に好評を博したセミナーの中から、ファンドへの譲渡(社長・経営陣が継続して関わる場合)に関する内容を抜粋してご紹介します。日本M&Aセンターではファンドと提携した専門チームが高度なコンサルティングサービスを提供しております。詳細ページより、専門チ

「事業譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年2月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829

月別M&Aニュース

注目ニュースワード