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王子HD、ブラジルの植林企業を買収へ

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王子ホールディングス株式会社(3861、以下:王子HD)は、グループ会社のCelulose Nipo-Brasileira S.A.(ブラジル ミナス・ジェライス州)を通じ、Mogno Das Alterosas Investimentos Florestais S.A.(ブラジル ミナス・ジェライス州、以下:MDA)およびMamoneira Agropastoril S.A.(ブラジル ミナス・ジェライス州、以下:Mamoneira)の発行済み株式を、一部取得した。

王子HDは、製紙業を中心に、生活消費財、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアなどの事業を展開している。
MDAは、アフリカン・マホガニーの植林事業を行っている。
Mamoneiraは、土地管理を行っている。

背景・目的

王子HDは、2050年までに温室効果ガス(GHG)の実質的な排出をゼロとする長期ビジョン「環境ビジョン2050」を制定している。

2040年度までにGHG排出量を2018年度対比で50%削減し、2018年度排出量の50%相当分を森林により吸収・固定する目標を掲げ、その一環としてCO2固定化を図る植林地の拡大を国内外で進めている。

本件M&Aを通じて、ブラジルの好適な生育条件を活かすことで、CO2の吸収・固定を推し進めながら、森林資源の確保と事業ポートフォリオ多角化の実現を狙う。

取得植林地概要

面積:植林可能面積9千ha
異動後の所有割合:MDA 80%、Mamoneira 45%
植栽樹種:アフリカン・マホガニー

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