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エイベックス、サンリオにシンガポールの合弁会社SANRIO SOUTHEAST ASIAを譲渡

更新日:

エイベックス株式会社(7860)は、連結子会社であるAvex South East Asia Pte. Ltd.(以下:ASEA)が保有する、エイベックスの持分法適用関連会社であるSANRIO SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.(シンガポール、以下:SSEA)の全株式を、株式会社サンリオ(8136)に譲渡することを決定した。

併せて、エイベックスとサンリオとの間において戦略的パートナーシップに向けた基本合意として覚書を締結することを発表した。
なお、本株式譲渡に伴い、特別利益を計上する見込みであり、またSSEAは最終的にエイベックスの持分法適用関連会社から除外される。

エイベックスは、音楽事業(アーティストのライヴ・コンサートの制作、チケットの販売、グッズの企画・販売)、アニメ映像事業(アニメを中心としたコンテンツの企画・プロデュースや、舞台・ライヴ・イベントのプロデュースなど)等を展開している。

SSEAは、サンリオとASEAの合弁会社。サンリオが保有、新規開発するキャラクターを活用するライセンスビジネスに関する分野において、東南アジア地域を管轄する拠点として2020年11月に設立。

サンリオは、「ハローキティ」をはじめとしたオリジナルIPを中心として、リテール・ECビジネス、コンシューマビジネス、ライセンスビジネス、デジタルコンテンツビジネス等を展開している。

背景・目的

当初より5年後を見据えて設立されたSSEAは、設立からの約5年間において、東南アジア地域においてサンリオが保有するライセンスビジネスを拡大し、サンリオキャラクターを東南アジア地域におけるキャラクターライセンス市場において高い認知と支持を得るブランドへ再構築することを達成している。

これらの状況を踏まえ、エイベックスとサンリオは、両社の強みを活かしたパートナーシップをより強固なものとすべく、SSEAを株式譲渡により発展的に解消することとした。

別途、エイベックスとサンリオ間において、音楽・イベント・マーチャンダイジング等の分野を含む包括的な戦略的パートナーシップ契約の締結に向けて基本合意に至り、日本国内及びグローバル市場においてIPの創出・展開を図ることとした。

株式の状況

異動前の所有株式数 600,000株 (議決権所有割合:30%)
譲渡株式数 600,000株 (議決権所有割合:30%)
譲渡価額 1,070万米ドル
異動後の所有株式数 0株 (議決権所有割合:0%)

戦略的パートナーシップに向けた基本合意概要

以下の分野で、業務提携を結び連携を加速させる。

  • 音楽(ミュージックビデオ含む)制作分野
    サンリオIPを活用した原盤制作に関する積極的協働
    両社IPによるコラボレーション企画
  • イベント分野
    サンリオによるエイベックス主催イベントへの協賛
    サンリオ音楽イベントにおけるコラボレーションの更なる促進
  • マーチャンダイジング・販売流通
    共同での商品企画、製造、物流連携
    サンリオショップやエイベックスが運営するツリービレッジ等での共同販
  • 人材交流・支援
    両社間での人材交流(相互出向等)

日程

契約締結日:2025年12月~2026年1月(予定)
株式譲渡実行日:2025年12月~2026年1月(予定)

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