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円谷フィールズホールディングス、ソフィアを買収

更新日:

円谷フィールズホールディングス株式会社 (2767 )は、2024 年3月 25日開催の取締役会において、株式会社ソフィア(群馬県桐生市)の株式を取得することについて決議した。

円谷フィールズホールディングスは、パチンコ・パチスロ機を開発・販売。傘下の円谷プロダクションで映像制作や版権ビジネスも行う。

ソフィアは、パチンコ遊技機およびホール周辺機器の部品販売・メンテナンスを行う。

株式の取得の理由

ソフィアは、1951 年創業の歴史ある遊技機メーカー。 ここ 10 年余、矢継ぎ早な規則改正、コロナ禍、新たな遊技システムの台頭などで激しく変動した遊技機業界において、選択と集中によるグループ構造改革を推し進めてきた。

現在のソフィア社は、パチンコホール向けの、いわゆる島設備と称される補給装置・設備機器の設置・施工を主要業務に長年トップシェアを有している株式会社エース電研、プラスチック成型及び組み立てを担う株式会社アサヒ、電子部品・機器製造の株式会社エス・イー・エルの子会社3社を有する。

同社が改革を進める中で、円谷フィールズホールディングスは同社から将来を見据えての協業に関する打診を受け、両社で最善策を見出すべく協議を続けてきた。

遊技機業界は現在、スマート遊技機の導入促進により島設備と遊技機の自由な空間設計が可能となってきている。一方、さらに多様化する余暇において、パチンコホールは豊かな地域社会の形成に貢献するために、大きな変革を求められている。

こうした中、円谷フィールズホールディングスは全てのレジャーの中で、パチンコが最高のサービスをもたらすレジャーへと昇華するためには遊技空間のイノベーションが必要と考えており、島設備提供のトップ企業である株式会社エース電研を含むソフィアグループとの協業は、大きなシナジー効果をもたらすと判断し、株式取得を決定した。

円谷フィールズホールディングスは、ソフィアグループの重厚な歴史に培われた不変の精神を継承するとともに、未来に向けて柔軟に変化を続け、ファンの皆様に喜ばれる魅力的なエンタテインメントの提供を通じて、遊技機業界の一層の発展に資するべく、同社グループとの関係強化と経営資源の最適化を図っていく。

日程

取締役会決議日  2024年3月25日
契約締結日    2024年3月25日
株式譲渡実行日  2024年3月25日

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