中国地方のM&Aと事業承継支援2025年最新版
日本M&Aセンターは広島県広島市に中四国支社を構え、中国地方で多数のM&A・事業承継のご支援をさせていただいております。中国地方では、金属切削加工などの製造業のほか建設業のM&A成約実績が豊富です。また、瀬戸内海に面した地域では造船業に携わる中小企業も数多く存在しています。
更新:
売却の無料相談 中国地方の
買収の無料相談
⽬次
日本M&Aセンター中四国支社のご紹介
日本M&Aセンター 中四国支社は、中国・四国エリアのさらなるM&A支援サービスの強化を目的として、2018年4月に広島営業所として開設しました。その後、2019年8月に拡張移転。2022年4月に「広島支店」、2023年4月に「中四国支店」、2025年4月より「中四国支社」に名称を変更いたしました。
コンサルタントのご紹介
小川洋輝
株式会社日本M&Aセンター中四国支社長
1974年生まれ。広島県福岡市出身。
広島大学附属福山高等学校、慶應義塾大学商学部卒。
政府金融機関である商工組合中央金庫を経て、2009年に株式会社日本M&Aセンター入社。現在は中四国支社長(広島市)を務める。これまで100件超のM&Aに関与し、幅広い業種・業界への知見を持つ。
セミナー等での講師やメディア出演を通じて、中四国エリアを中心にM&A・事業承継の啓発にも注力している。
東田昌太
株式会社日本M&Aセンター中四国支社 副支社長
中四国金融法人部長
1985年生まれ。広島県呉市出身。
兵庫育英高等学校、法政大学文学部哲学科卒。
メガバンクを経て、2017年に株式会社日本M&Aセンター入社。現在は中四国支社 副支社長および中四国金融法人部長を務める。
中四国エリアの地域金融機関と連携してM&Aを支援する部署のトップとして、提携先とのパートナーシップを築きながら、M&Aを通じた地域の発展を目指している。
中四国支社のアクセス
〒732-0057
広島県広島市東区二葉の里三丁目5番7号 GRANODE 広島7階
TEL:082-568-0626(代)(平日9:00~17:30)
FAX:082-568-0627
JR広島駅「北口(新幹線口)」より徒歩3分
詳細は「中四国支社アクセスマップ」をご確認ください。
中国地方のM&A案件(売却・事業承継案件) 一覧を見る
当社がお預かりしている中国エリアの事業承継・売却希望案件をご紹介します。
中国地方の企業を取り巻く事業環境
後継者不在率が全国平均を上回る高水準
帝国データバンク「全国『後継者不在率』動向調査動向調査」(2024年)によると、後継者不在率は中国地域58.9%、四国地域57.0%となり、全国平均の52.1%を上回っています。都道府県別では2位の鳥取県(70.6%)、3位の島根県(66.5%)、6位の愛媛県(61.4%)、9位の徳島県(60.2%)、10位の高知県(60.0%)と上位10位までに5県がランクインし、中四国で全国平均を下回るのは33位の香川県(48.7%)のみとなっています。
ただし、後継者不在率は全国的にみると改善傾向にあり、その背景には金融機関や会計事務所、自治体などにM&A・事業承継の相談窓口が普及したことが一つの要因として挙げられます。中四国エリアにおいても日本M&Aセンターへの相談件数が増加傾向にあります。
※帝国データバンク:中国地方 後継者不在に関する企業の実態調査(2024年)、四国地区「後継者不在率」動向調査(2024年)
中四国エリアの「社長の高齢化」が加速
帝国データバンク「全国『社長年齢』分析調査(2024年)」によると、社長の平均年齢は中国地方では60.7歳となり過去最高を更新、四国地方では60.9歳となり 34年連続で上昇。社長が「50歳以上」である企業の割合はいずれも8割を超えています。1990年と比較して中国地方は+6.5歳、四国地方では+7.1歳となり、経営者の高齢化が一層深刻となっています。業種別では中国地方、四国地方ともに「不動産」の平均年齢が最も高く、「製造」「卸売」「小売」「運輸・通信」が続きます。
社長が高齢になれば「不測の事態」が生じる可能性が高まり、企業経営にも重大な影響を及ぼしかねません。事業承継には時間をかけ、余裕を持って取り組むことが重要です。
※帝国データバンク:中国地方 社長年齢分析(2024年)、四国地区 社長年齢分析(2024年)
中四国エリアのM&A件数は右肩上がりで増加
日本M&Aセンターが仲介したM&Aのうち、譲渡企業もしくは譲受け企業が中四国エリアにある2014年度から2024年度までの10年間で増加、2014年度と2024年度を比較すると約4倍の件数となっています。中四国エリアにおいても事業承継のためのM&Aだけでなく、経営戦略の一つとしてのM&Aが浸透してきたことがうかがえます。
日本M&Aセンター中四国支社は中四国9県をカバーし、地元密着で、地域の特性を知り尽くしたコンサルタントが成約まで伴走します。
中国地方のM&Aの価格相場
中国地方のM&Aにおける価格や相場感について説明いたします。まず、中小企業のM&Aには明確な相場が存在せず、最終的な価格は売り手と買い手の交渉によって決まることが特徴です。M&Aの価格は、業種や企業の規模、人材の質、財務状況、ブランド力、将来性、市場環境など、多岐にわたる要素によって変動します。そのため、個別の状況を考慮しながら価格が算出されることになります。
M&Aの価格算定にはいくつかの評価方法がありますが、その中の一つに「取引事例法」があります。取引事例法は、過去のM&A事例の中から、事業内容や地域、財務指標が似ている企業の売買実績を基に価値を評価する方法です。取引事例法において重要なのは、類似の取引事例を参考にすることですが、類似条件を見つけるためには、相当数の事例を蓄積する必要があります。非上場企業のM&Aの多くが非公開情報であることから、他社の実績を参考にすることはハードルが高い方法でもあります。その点、日本M&Aセンターでは、M&Aにおいて成約実績10,000件超、M&A成約件数のギネス世界記録™に4年連続で認定※されるなど、豊富な実績があります。事業内容や地域、財務指標に基づく似た会社の売買事例を選定し、一定のルールに従って公正な価値評価を行うことが可能です。こちらから当社の株価算定シミュレーションを体験することができます。
※ギネス世界記録™:M&Aフィナンシャルアドバイザリー業務の最多取扱い企業 2020~2023年に続き、5年連続でギネス世界記録™に認定
次に、より高い評価を得て会社を高く譲渡売却するためには、よりシナジーのある買い手を見つけることが重要です。M&Aの最終価格は、売り手企業と買い手企業の交渉によって決まるため、買い手が「この会社が欲しい」と思う要素を増やしていく必要があります。 例えば、国内の多くのエリアで人材不足が企業の課題となっています。そのため、優秀な人材を有する売り手企業は、買い手企業にとってM&Aの魅力が増します。
さらに、コンプライアンスやガバナンスに関する問題も重要な要素です。具体的には、顧客とのトラブルが存在しないか、社会保険への適切な加入状況が確認されることが求められます。これらの問題があると、潜在的な費用や負債として見なされ、価格交渉において不利な要因となり得ます。これらの要素が事前にクリアである場合、買い手企業も安心してM&Aを進めることができ、価格交渉もスムーズに進行しやすくなる傾向があります。
最後に、M&Aを成功させるためには、総合的に企業の魅力を高める努力が欠かせません。これは、価格評価への影響だけでなく、交渉の流れにも深く関わる要素であるといえるでしょう。
なお、実際には個別の業種や取引環境等によって価格相場は変動しますし、場所や経営状態によっても大きく左右されます。初期的なご相談や、簡易的な株価診断は無料にておこなっておりますので、よりくわしく評価や課題について聞きたい方は、弊社コンサルタントから詳細をご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
売却の無料相談 中国地方の
買収の無料相談
中国地方の最新のM&A事例インタビュー
当社がM&Aをお手伝いさせていただいた事例を、経営者様へのインタビュー形式でご紹介します。
-
【M&A】「売った後」「買った後」で見えた、予想外の未来
譲渡:千葉県習志野市 食品用機械のゴムパッキン、靴底用ゴム等の工業用ゴム製品の製造販売
譲受け:広島県呉市 菓子、珍味類の製造販売会社を「売った」側と「買った」側。経営者の決断の裏にあった葛藤、M&Aプロセスで得た気づき、そしてM&Aが切り拓いた予想外の未来をひもとく。
-
M&Aで10社を束ねるグループ企業に。成長の原点となったのは1社目のPMI
譲渡:埼玉県春日部市 菓子専門店向けの高級米菓(せんべい、あられ)の製造販売
譲受け:広島県呉市 菓子、珍味類の製造販売菓子・珍味の製造販売を行う譲受け企業はM&Aで成長を加速させ海外進出も果たしました。成長にドライブをかける原点となった1社目のPMI成功について伺いました。
-
譲渡企業主体のPMIが想定以上のシナジーを生む
譲渡:埼玉県越谷市 空調・ダクト工事
譲受け:広島県福山市 空調設備及び冷凍冷蔵設備の設計・製作・現地据付・アフターフォロー・保守・メンテナンス空調・換気・給排水衛生設備工事、冷凍冷蔵設備を展開する三共ホールディングスに。空調施工会社を譲受けた目的、企業の譲受けで大切にしていることを伺いました。
-
人気商品をもつ食品会社2社が手を組み それぞれの強みを活かした新商品開発に挑む
譲渡:岡山県岡山市 パンの製造販売・卸売
譲受け:佐賀県小城市 冷菓・菓子製造有名アイスクリームの製造を手掛ける竹下製菓は、アイス製造会社やパン製造会社を譲受けを行っています。同社に積極的に資本提携を進める理由を伺いました。
-
「M&Aを通じて会社が良くなる」ことを第一に考えて
譲渡:広島県広島市 石油製品販売
譲受け:広島県広島市 石油製品販売・法人向け配送業務廃業・撤退が加速するガソリンスタンド業界。広島県内で石油販売店同士のM&Aが成立した背景には、プロジェクトを推進した総務部長(当時)の存在がありました。
-
早めの準備がスムーズな承継につながった
譲渡:山口県山陽小野田市 機械工具卸
譲受け:「M&Aをする・しないに関わらず、全ての中小企業のオーナーは自社の価値を知っておくべき」と語るオーナーから、M&A検討者へのアドバイスを戴きました。
-
M&Aは会社の成長と事業承継を同時に実現できる
譲渡:山口県岩国市 管工事業
譲受け:県内売上トップクラスの会社が業績好調の中、M&Aによる譲渡を選択した理由とは⁉現在も経営の舵をとる譲渡オーナーに譲渡の理由、今後について伺いました。
-
親子で口を揃えて言えること―「M&Aは最高の決断だった」
譲渡:千葉県香取市群多古町 金型部品・ダイス製造
譲受け:岡山県岡山市 金型部品製造金型部品・ダイスの製造・加工業の会社は、縮小する国内市場から海外に視野に広げ、成長の選択肢としてM&Aを選択。自社を客観的に見つめる大切さを伺いました。
-
相続を考えての早い決断。上場企業グループの一員に!
譲渡:鳥取県米子市 鉄骨工事業
譲受け:引退時期から逆算して、43歳から事業承継について検討してきたと語る譲渡オーナー。M&Aのきっかけは税理士に提示された自社株の高額な相続税でした。
-
地域の皆様に必要とされていたことを再確認し、「廃業しなくて良かった」と感じました
譲渡:石川県白山市 めっき業
譲受け:岡山県岡山市 めっき業後継者不在で税理士から廃業を勧められていたオーナーが、一転しM&Aを選択した理由について伺いました。
中国地方のM&Aニュース
中国地方の企業が関わるM&Aニュースをご紹介します。
中国・四国地方のM&A仲介実績
日本M&Aセンターが仲介・支援して成約した、M&A・事業承継の案件をご紹介します。
※現在、2025年9月までの実績を掲載しています。次回の更新(2025年10月~12月分)は2026年1月30日以降の予定です。
| 譲渡・売却企業 | 譲受け・買収企業 | |
|---|---|---|
| 2025年9月 | エンターテインメント(中国・四国) | エンターテインメント(中国・四国) |
| 2025年9月 | アパレル企画・小売(中国・四国) | スポーツ(関西) |
| 2025年9月 | トラック運送(中国・四国) | 日用雑貨製造(関東) |
| 2025年9月 | 鉄筋・鉄骨加工(中国・四国) | 金属部品卸売(中国・四国) |
| 2025年9月 | 製缶板金(甲信越) | 製缶板金(中国・四国) |
| 2025年9月 | 飲食店(甲信越) | 飲食店(中国・四国) |
| 2025年9月 | 飲食店(中国・四国) | 飲食店(関西) |
| 2025年9月 | 産業用機器卸売(中国・四国) | 医療関連サービス(中国・四国) |
| 2025年9月 | 建築工事(中国・四国) | 不動産開発・売買(中国・四国) |
| 2025年9月 | はつり・解体工事(中国・四国) | 産業廃棄物処理(九州・沖縄) |