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ユニチカ、傘下のユニチカスピニングをカワボウに売却へ

更新日:

ユニチカ株式会社(3103)は、連結子会社のユニチカスピニング株式会社(長崎県松浦市、以下:Uスピニング)が営む事業について、カワボウ株式会社(岐阜県岐阜市)との間で株式譲渡による事業譲渡に向けた基本合意書を締結することを決定した。

ユニチカは、2024年11月28日付で「株式会社地域経済活性化支援機構による再生支援決定、第三者割当によるC種種類株式の発行、定款の一部変更、自己株式の取得及び自己株式の消却、資本金及び資本準備金の額の減少、並びに親会社及び主要株主である筆頭株主異動等に関するお知らせ」を公表しており、構造改革の対象となる事業については、他社への事業譲渡や生産移管等に向けて、当該事業の特性等を考慮し複数の相手先との協議を進めていた。

ユニチカは、高分子事業・機能資材事業・繊維事業を行っている。
ユニチカスピニングは、主に糸の製造と卸売を行っている。

カワボウは、繊維製造業、不動産賃貸業を行っている。

背景・目的

本件の譲渡対象事業は、足下、収益、財務状態は厳しい状況にあり、カワボウから提示された内容を精査し、同社のグループ会社であるカワボウ繊維株式会社が持つ梳毛紡績、撚糸、長繊維加工の技術を、Uスピニングの持つ合繊紡績の生産ならびに開発能力を活かし事業展開していくことにより、紡績事業領域の生産販売拡充に貢献できる可能性があると判断した。

また当該事業に関し、株式譲渡により雇用も含め全体での承継を前提とした内容であることなどを総合的に勘案し、同社への事業譲渡が最適との判断に至った。

譲渡事業

Uスピニングが営む全ての事業

事業譲渡のストラクチャー

株式譲渡

日程

基本合意書締結:2025年6月25日
最終契約の締結:2025年8月初め頃
株式譲渡期日:2025年12月末頃

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