会社売却先シミュレーション

住友ゴム工業、スイス子会社Lonstroff AGの全株式をオランダ投資ファンド子会社に譲渡へ

更新日:

住友ゴム工業株式会社(5110)は、医療用ゴム製品の製造・販売子会社 Lonstroff AG(スイス連邦・アールガウ州 、以下、LAG)の全株式を、オランダに本社を置く投資ファンド会社Nimbusが運用するプライベート・エクイティ・ファンドNimbus Investment Fund V Coöperatief U.Anの子会社NCM Investments VII B.V.(オランダ王国・ユトレヒト州)に譲渡する内容の株式譲渡契約を締結することについて、2023年12月20日開催の取締役会にて決議し、株式譲渡契約を締結した。

LAGは、医療用ゴム製品、産業用ゴム部品の製造・販売を行う。

NCM Investments VII B.V. は株式の保有を行う。

住友ゴム工業グループは、2015年にスイスの医療用ゴム製品製造・販売会社であったLAGを買収し、また、2017年には新たな生産拠点としてスロベニアにLonstroff Medical Elastomers d.o.o (以下、LSI)を設立し、医療用ゴム製品事業のグローバル展開を進めてきた。

これまで日欧一体となり、生産性改善・品質向上に取り組んできたが、新型コロナウイルス感染症の影響による生産性改善の遅れ、またその後の原材料の高騰により収益性が悪化したため、短期的な収益性の改善が難しいと判断し、新たな株主へ株式を譲渡することを決定した。

・今後の予定
譲渡実行日  2024年1月31日

住友ゴム工業に関連するM&Aニュース

住友ゴム、AIソリューションの米Viaduct社を買収

住友ゴム工業株式会社(5110)は、8月27日に、Viaduct,Inc.(米国カリフォルニア州、以下:Viaduct(バイアダクト)社)と、104百万米ドル(約153億円)※1で買収契約を締結した。住友ゴム工業は、タイヤ事業やスポーツ事業、産業品事業をグローバルに展開する総合ゴム製品メーカー。Viaduct社は、AIを活用したデータアナリティクスおよびソリューションサービスの提供している。車両や

住友ゴム、「ダンロップ ソフトテニスボール」を内外ゴムに業務移管

住友ゴム工業株式会社(5110)は、ダンロップのソフトテニスボール関連商品の販売や販促活動に関して、2026年1月1日から、持分法適用関連会社の内外ゴム株式会社(兵庫県明石市)に業務移管することを発表した。住友ゴム工業は、タイヤ事業やスポーツ事業、産業品事業をグローバルに展開する総合ゴム製品メーカー。内外ゴムは、自動車タイヤ用チューブおよびその他ゴム製品等の製造・販売を行っている。背景・目的「ダン

住友ゴム、米グッドイヤーから欧米「ダンロップ」ブランドを取得

住友ゴム工業株式会社(5110、以下:住友ゴム)は、TheGoodyearTire&RubberCompany(米国オハイオ州、以下:Goodyear社)より、欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤのDUNLOP(ダンロップ)商標権等を、526百万米ドル(約826億円※1)で取得することについて、日本時間1月8日(米国時間1月7日)に譲渡契約を締結したことを発表した。住友ゴムは、タイヤ事業や

ナガセ、住友ゴム工業傘下のダンロップスポーツウェルネスを買収

株式会社ナガセ(9733)は、株式会社ダンロップスポーツウェルネス(千葉県千葉市)の株式を取得し、子会社化することを決定した。ナガセは、高校生部門(東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等)、小・中学生部門(四谷大塚等)の塾・予備校事業等を行っている。ダンロップスポーツウェルネスは、フィットネスジムの運営を主な事業として行っている。背景・目的ナガセは、2008年に株式会社イトマンスイミングスク

住友ゴム工業、AIを活用した米・車両故障予知会社「Viaduct」へ出資

住友ゴム工業株式会社(5110)は、トータルフリートマネジメントサービスの実現に向け、AIを活用した車両故障予知ソリューションサービスを提供する米国のベンチャー企業であるViaductInc.(米国カリフォルニア州、以下「Viaduct社」)へ出資した。住友ゴム工業は、タイヤ事業やスポーツ事業、産業品事業をグローバルに展開する総合ゴム製品メーカー。Viaduct社は、AIを活用した車両故障予知ソリ

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・選択と集中・クロスボーダーM&A・カーブアウト」に関連するコラム

日本ハムは、なぜマリンフーズを双日に売却したのか?ニュース解説動画

M&A全般
日本ハムは、なぜマリンフーズを双日に売却したのか?ニュース解説動画

M&A業界のキャリアが長いふたりが、世の中の動き、プレスリリースをもとに分析をするニュース解説動画がYouTubeでスタートしました。本記事では動画の内容をご紹介します。動画本編はこちらからご覧いただけます。西川:今年に入っていろいろなニュースがある中で、気になったのは「BIGBOSS」ですね。臼井:あぁ…BIGBOSS銘柄(笑)…、日ハムさんですね。西川:2022年2月9日、日本ハムの子会社の水

事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違いやメリット・デメリット、税金について解説

事業売却は、企業が特定の事業部門や資産を他の企業に譲渡するプロセスであり、戦略的な再編成や資金調達の手段として広く利用されています。この手法は、企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されます。本記事では、事業売却のメリットやデメリット、手続きについてご紹介します。この記事のポイント事業売却の目的は資金調達、事業ポートフォリオの見直し、事業承継な

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

M&A全般
カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

~ある上場企業の経営企画部長の悩み~社長から「事業ポートフォリオ見直しに着手せよ」という指示を受けました。選択と集中は不可欠で、子会社や事業の切離し(カーブアウト)も視野に入れたいと社長は力説します。しかし、当社は買収実績があっても売却はほとんどしたことがない。さて、どうしたものか・・・。近年、事業ポートフォリオの見直しに伴う、グループ会社や事業の切り離し、つまりカーブアウトの動きが加速しています

スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

経営・ビジネス
スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

スピンアウトとは?スピンアウトとは、企業が特定の子会社や事業を切り離し、新たな会社として独立させる言葉として、ビジネスの場面で用いられます。親会社との資本関係を解消するため、新会社は完全な独立企業になる点が特徴です。親会社の従業員がアイデアを形にするため独立して起業する場合や、親会社が不採算事業を売却したい場合などに実行されます。国内外では、大手企業から優秀な社員がスピンアウトするケースが近年よく

「株式譲渡・選択と集中・クロスボーダーM&A・カーブアウト」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年12月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

月別M&Aニュース

注目ニュースワード