会社売却先シミュレーション

日本特殊陶業の子会社である米CAIRE Inc.が、米MGC Diagnostics Holdings, Inc.の株式取得へ

更新日:

日本特殊陶業株式会社(5334)は、連結子会社であるCAIRE Inc.(米国ジョージア州)がMGC Diagnostics Holdings, Inc.(米国ミネソタ州、以下MGC)の全株式を取得し、CAIRE Inc.の子会社化(日本特殊陶業の孫会社化)することを決定した。

日本特殊陶業は、点火プラグ、排気センサーの大手。

日本特殊陶業は、長期経営計画において、非内燃機関事業の比率を高める「事業ポートフォリオの転換」と「安定的な成長」の両立を掲げており、医療分野を注力事業分野の1つとしている。 医療分野では、2018年に買収したCAIRE Inc.を中心に呼吸器ビジネスを展開しており、製品ポートフォリオ拡大と販売チャネル拡大による事業成長を目指している。

MGCは、心肺機能診断機器の製造・販売を行っている。

日本特殊陶業は本件M&Aにより、MGCの保有する診断・モニター用の機器・サービスと、病院・クリニックへの販売チャネルを獲得することとなる。

MGCを日本特殊陶業グループの医療分野における新たなプラットフォームとして活用することで、従来の酸素療法ビジネスや喘息診断機器に加え、製品ポートフォリオおよび販売チャネルの一層の拡大を図る。

・今後の予定 契約締結日 2022年11月29日 買収実行日 2022年12月30日

窯業界のM&A・事業承継の動向はこちら

日本特殊陶業に関連するM&Aニュース

日本特殊陶業、東芝マテリアルを約1500億円で買収

日本特殊陶業株式会社(5334)は、東芝マテリアル株式会社(神奈川県横浜市)の全株式を、株式会社東芝(東京都港区)から取得し、完全子会社化することを決定した。日本特殊陶業は、スパークプラグおよび内燃機関用関連品の製造・販売、ニューセラミックおよびその応用商品の製造・販売等を行っている。東芝マテリアルは、ファインセラミックス、蛍光材料応用製品、磁性材料部品、タングステン・モリブデンなどの部品・材料の

グローバル・ブレイン、日本特殊陶業と共同でファンドを設立

グローバル・ブレイン株式会社(東京都渋谷区)は、Niterraグループの日本特殊陶業株式会社(5334)と共同で「水素の森投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)を設立した。グローバル・ブレインは、ベンチャーキャピタル事業を行う。日本特殊陶業は、スパークプラグおよび内燃機関用関連品の製造・販売、ニューセラミックおよびその応用商品の製造・販売・その他を行う。背景および目的日本特殊陶業は、新たな取り

日本特殊陶業、圧電セラミック関連事業を子会社2社に承継

日本特殊陶業株式会社は、2024年1月31日開催の取締役会において、日本特殊陶業グループにおける産業用セラミック事業に関する組織変更に伴い、日本特殊陶業の連結子会社である株式会社NTKセラテック(宮城県仙台市)及び同じく連結子会社である株式会社南勢セラミック(三重県伊勢市)に対して、吸収分割により当社の圧電セラミックに関連する事業を承継させることを決議した。日本特殊陶業は、スパークプラグ及び内燃機

日本特殊陶業、デンソーの一部事業の譲受に関し基本合意

日本特殊陶業株式会社(5334)は、株式会社デンソー(愛知県刈谷市)が運営するスパークプラグ事業、および排ガス用酸素センサに係る事業の譲受に向けた、協議・検討を開始する基本合意書の締結を決定した。日本特殊陶業は、プラグやセンサなどの自動車部品の製造と、半導体部品やセラミック製品の卸売を行っている。デンソーは、自動車部品、システムおよび生活関連機器の開発・製造・販売を行っている。本譲受により日本特殊

日本特殊陶業、オンデマンドの在宅医療サービスを提供する米DispatchHealthへ出資

日本特殊陶業株式会社(5334)は、DispatchHealth,Inc.(米国コロラド州、以下DispatchHealth社)へ出資した。日本特殊陶業がペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVCファンドを通じて行われる。日本特殊陶業は、点火プラグ、排気センサーの大手。DispatchHealth社は、救急医療ならびに30日間の入院代替医療など、様々なオンデマンドの在宅医療サービスを提供

この記事に関連するタグ

「子会社・株式譲渡」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

M&A全般
【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

会社売却とは、会社の経営権や事業を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、後継者問題の解決や企業の成長促進を主な目的として、中小企業の会社売却が増加傾向にあります。現在様々な問題に直面している経営者はもちろん、そうでない方も、会社売却の手続きや税制、メリットなどについて知っておくことで、より柔軟な経営判断ができるようになります。本記事では、企業売却の流れや税金に関する基礎知識のほ

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業承継
会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社を売る際に知っておきたいポイントについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社の譲渡が成長加速の選択肢として注目されている。会社を売る主なメリットは存続、経営者の負担軽減、廃業コスト削減が挙げられる。一方で条件

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

「子会社・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2022年11月
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード