
伊藤忠商事と持田製薬、アンドファーマの株式を20%ずつ取得、持分法適用関連会社化
伊藤忠商事株式会社(8001)と持田製薬株式会社(4534)は、アンドファーマ株式会社(東京都中央区)の株式20.0%(出資金額:約162億円)をそれぞれ取得し、持分法適用会社化することを発表した。
アンドファーマの全株を保有する合同会社ジェイ・イー・エイチ(東京都新宿区)から一部株式を譲り受けるほか、アンドファーマが実施する第三者割当増資を引き受ける。
伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などを行っている。
持田製薬は、グループで医薬品等の販売および輸出入を行っている。
アンドファーマは、医薬品製造を中心とした医薬品産業グループ。日医工株式会社、共和薬品工業株式会社、T’sグループ(T’sファーマ株式会社、T’s製薬株式会社)を子会社に持つ純粋持株会社。
ジェイ・イー・エイチは、株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ(東京都千代田区)が管理・運営する事業体で、有価証券の保有、管理および売買を行っている。
背景・目的
国内の後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、今後も市場拡大が見込まれており、企業間の連携や業界再編の動きがある。更に、サプライチェーンの強靱化、多様な提供チャネルの整備など、持続可能な医薬品供給体制の構築に向けた期待が高まっている。
伊藤忠商事の幅広いサプライチェーンの知見・ノウハウと、持田製薬が有する独自の研究開発力や数々の技術的ノウハウを活用し、アンドファーマの製造・品質管理・供給基盤を強化し、後発医薬品のサプライチェーン強靭化による生産効率及び安定供給体制の向上を図る。
伊藤忠グループは、強みとする生活消費分野における消費者接点を起点とした後発医薬品の流通ネットワーク構築等、横連携を通じた新たな事業展開を目指す。
持田製薬は、グループが有するバイオシミラーの開発・事業化ノウハウと、アンドファーマの子会社が有するバイオシミラーの製造能力とのシナジーを創出するとともに、既存品目の製造連携も見据え、コア事業である医薬事業の収益力強化を図る。










