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三菱電機、セキュリティソリューション提供の米Nozomi Networksを買収

更新日:

三菱電機株式会社(6503)は、Nozomi Networks Inc.(米国カリフォルニア州、以下:Nozomi)の全持分(三菱電機の既存持分を除く)を取得し、完全子会社化することを決定し、Nozomiとの間で合併契約を締結した。

三菱電機は、大手総合電機メーカー。重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの製造・販売を行っている。

Nozomiは、OT(Operational Technology:制御・運用技術)セキュリティソリューションを提供している。三菱電機と2024年に協業契約を締結。

目的

サイバー攻撃の増加や規制強化への対策が急務となる中、本件M&Aを通じて、三菱電機が強みを持つOT領域でのソリューションとNozomiの強みを融合させることで、OTセキュリティ事業の強化を図る。

また、Nozomiの顧客基盤に両社技術を融合した製品・サービスも展開していく。

本取引の方法

本取引は、三菱電機が本取引のために設立した米国における完全子会社(特別目的会社)であるNirvana Merger Sub, Inc.(以下:SPC)とNozomiの合併を通じて買収(逆三角合併)を実施する。

当該合併に際し、三菱電機はNozomiの株主及び潜在株式保有者に合併対価として現金を支払い、Nozomiの発行済株式及び潜在株式は合併対価が交付される権利に転換されることにより全て消却される。

また、同時に、三菱電機が所有する全てのSPCの株式が、存続会社であるNozomiの普通株式に転換される。これにより、三菱電機は存続会社であるNozomiの発行済株式の100%を取得し、Nozomiは三菱電機の完全子会社となる予定。

持分の状況

異動前の持分割合 7.0%
取得割合 93.0%
取得価額 約883百万米ドル
異動後の持分割合 100.0%

日程

Nozomiとの合併契約締結:2025年9月9日(日本時間)
本取引の完了:2025年中(予定)

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