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クオンタムソリューションズがTryAI Limitedとの合弁解消、GPT Pals Studio Limitedを完全子会社化

更新日:

クオンタムソリューションズ株式会社(2338)の子会社であるFasteps Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)は、TryAI Limited(香港)より、連結子会社であるGPT Pals Studio Limited (香港)の発行株式の2,000株(50%)を取得し、完全子会社化とすることを決定した。

クオンタムソリューションズは、GPUハードウェアおよびクラウドベースのソフトウェアソリューション、モバイルゲームソリューションおよび配信を行っている。

GPT Pals Studio Limitedは、人工知能を活用したコンテンツ商品の開発・プロモーション・運営を行っている。Fasteps Singapore Pte. Ltd.とTryAI Limitedがそれぞれ議決権の50%を保有するジョイントベンチャー。

背景・目的

GPT Pals Studio Limitedは、合弁会社としてAIアプリケーションソフトウェアの開発事業を展開するとしていたが、2023年10月27日のTryAI Limitedによる出資受け入れ以降に、共同出資者であるTryAI Limitedとの協議における事業計画の方向性による不一致から、実質的な営業活動が行われていなかった。

また、Fasteps Singapore Pte. Ltd.及びTryAI Limitedの両社からの出資後のGPT Pals Studio Limitedの資本金の額は、501,000香港ドル(1香港ドル=18.41円として約922万円)としていたが、これについて、AIGC事業の収益モデルに関して、双方の間で意見の相違があったことから増資協議の進行が遅れた。

しかしプロジェクト自体は中止されたわけではなく協議が継続されていたことから、Fasteps Singapore Pte. Ltd.とTryAI Limitedがそれぞれ80,000香港ドル(1香港ドル=18.41円として147万円)をそれぞれ出資する形で160,000香港ドル(1香港ドル=18.41円として約295万円)に留まっていた。

設立後に想定された事業展開も停止状態にあることを踏まえ、親会社であるFasteps Singapore Pte. Ltd.としては、完全子会社化されていない関係会社については、整理・統合すべきとの方針に基づき、今後の対応を検討していた。

その後、Fasteps Singapore Pte. Ltd.では、2025年5月に、合弁先であるTryAI Limitedより事業撤退の方針の意向を受け、その後の協議の中で同社よりFasteps Singapore Pte. Ltd.による1香港ドルでの持分取得の提案を受けた。

クオンタムソリューションズは、当該提案は管理効率の観点から検討に値すると考え、当該提案を受け入れることとした。

日程

取締役会決議及び株式取得:2025年6月10日

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