会社売却先シミュレーション

レスターHD、都築電気傘下の4社を完全子会社化へ

更新日:

株式会社レスターホールディングス(3156)は、都築電気株式会社(8157)の子会社で半導体を扱う4社(以下、対象会社)の株式を取得し、完全子会社化することを決定。都築電気との間で株式譲渡契約を締結した。

【都築電気傘下の対象会社】
・都築エンベデッドソリューションズ株式会社(東京都港区)
・都築電産貿易(上海)有限公司(中国 上海市)
・都築電産香港有限公司(香港)
・TSUZUKI DENSAN SINGAPORE PTE.LTD.(シンガポール)

レスターホールディングスは、デバイス、電子機器、エネルギー事業等を行うグループの持株会社。

都築電気は、ネットワークシステムおよび情報システムの設計・開発・施工・保守を行っている。
都築エンベデッドソリューションズは電子部品商社、都築電産貿易(上海)有限公司、都築電産香港有限公司、TSUZUKI DENSAN SINGAPORE PTE.LTD.は、それぞれ上海と香港、シンガポールに本社を置く、半導体・電子部品等の販売会社。

対象会社が傘下に加わることで、レスターホールディングスは、規模の拡大とともに、重複の無いラインカードの一層の充実によりクロスセルのバリエーションを拡大する。

また、対象会社の成長領域である画像認識・センシングといったIoTソリューションにおいては、レスターホールディングスが得意とするソニー製半導体や機器、画像関連AIを始めとするビジョン関連の技術補完が可能となる。

加えて、半導体信頼性試験・設計開発受託サービスを対象会社が持つ主要顧客へ展開するなど、半導体製造関連領域における更なるプレゼンス向上に繋げる。レスターホールディングスおよび対象会社、双方の強みを活かし、相乗効果を発揮することで更なる成長を目指す。

≪対象会社の子会社化によって狙うシナジー≫
① 既存商材の相互補完とクロスセル
② センシング領域におけるソリューションの展開
③ レスターマッチングサービス(ビジネスマッチングサービス)の活用と連携
④ 双方の技術リソースを融合することによる高付加価値事業の展開
⑤ 顧客のバリューチェーンを意識したビジネスモデルの共有
⑥ SaaS・セキュリティ分野への訴求拡大

・今後の予定
株式譲渡実行日 2024年1月9日

電気・機械専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

レスターホールディングスに関連するM&Aニュース

レスター、子会社のバイテックグリーンエナジーを吸収合併へ

株式会社レスター(3156)は、完全子会社のバイテックグリーンエナジー株式会社(東京都港区)を吸収合併することを決定した。レスターを存続会社とする吸収合併方式で、バイテックグリーンエナジーは解散する。レスターは、半導体・電子部品の販売及び技術サポート、LSI設計開発、信頼性試験受託サービス、映像・音響・通信・計測のソリューション、設計・施工、保守エンジニアリング等を行っている。バイテックグリーンエ

レスターによるPCIホールディングスのTOBが成立

株式会社レスター(3156)による、PCIホールディングス株式会社(3918)の公開買付け(TOB)が2024年9月20日をもって終了した。応募株券等の総数(4,736,505株)が買付予定数の下限(4,480,000株)に達し、かつ、買付予定数の上限(4,480,000株)を超えたため成立している。PCIホールディングスは、2024年9月27日(本公開買付けの決済の開始日)付で、レスターの連結子

レスター、PCIホールディングスに対しTOBを実施へ

株式会社レスター(3156)は、PCIホールディングス株式会社(3918)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。PCIホールディングスは、TOBに対して賛同を表明している。レスターは、半導体や電子部品、電子機器などを卸売するエレクトロニクス総合商社。PCIホールディングス、ソフトウェア開発会社。自動車の組み込みシステムに強みを持っている。本公開買付けの目的PCIホールディン

都築電気、子会社の都築ソフトウェアとネクストヴィジョンを合併

都築電気株式会社(8157)は、2024年5月29日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社都築ソフトウェア(東京都品川区)と株式会社ネクストヴィジョン(東京都港区)の2社について、2024年10月1日を効力発生日として合併することを決議した。本合併は、都築ソフトウェアを存続会社、ネクストヴィジョンを消滅会社とする吸収合併方式。都築電気は、ネットワークシステムおよび情報システムの設計、開発

レスター、子会社の共信コミュニケーションズ四国から映像・音響関連事業を承継

株式会社レスター(3156)は、2024年5月13日開催の取締役会で、同社の連結子会社である共信コミュニケーションズ四国株式会社(香川県丸亀市、以下「KYCOM四国」)の映像・音響に関する事業を会社分割によりレスターに承継させることを決議した。レスターを吸収分割承継会社、KYCOM四国を吸収分割会社とする吸収分割方式。レスターは、半導体・電子部品の販売および技術サポート、LSI設計開発、信頼性試験

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(本記事は2022年12月に執筆されました。内容は当時の情報です。)(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「株式譲渡・子会社」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード