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大建工業、マレーシアの植林事業会社の全株式取得へ

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大建工業株式会社(7905)は、連結子会社であるDAIKEN SARAWAK SDN.BHD.(以下、DSK社)が、WTK REFORESTATION SDN.BHD(マレーシア サラワク州、以下WTKR社)の全株式取得を目的とする株式譲渡契約を9月11日に締結したと発表した。

年内にはWTKR社の全株式を取得し、大建工業の孫会社(DSK社の子会社)とする予定。

大建工業は、建材や住宅機器などの製造および卸売を手掛けている。

DSK社は、MDF※(中密度繊維板)の製造を行う。
※MDF:製材端材などを主原料とし、それらを繊維状にしたものを板状に成型して製造される木質ボードの一種。家具や建具、内装製品などの面材や基材に用いられる。

WTKR社は、ファルカタ、アカシア等の植林事業を行っている。

今回、WTKR社の全株式取得により、自社植林地のエリアを拡大することで、現状の約2倍の自社植林木調達が可能となり、他社からの購入分と合わせ、DSK社における木質繊維原料の100%植林木化が実現できる見込み。

また、MDF事業の根幹となる木質原料の調達にて自給率を高め、BCP面での対応力強化に加え、品質・価格ともに安定した製品供給体制の構築につなげる。
今後、段階的に原料として使用するラワン材の割合を減らし、2025 年度中に DSK 社の木質繊維原料のオール植林木化を目指す。

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