M&Aニュース

ルネサスエレクトロニクス(6723)、米国のアナログ半導体メーカーIntegrated Device Technologyを子会社化へ

更新日:

ルネサスエレクトロニクス(6723)は、Integrated Device Technology, Inc. (米国・カリフォルニア州、IDT社)を完全子会社とすることについてIDT社と合意することを決定した。
取得価額は約7,330億円。本件では逆三角合併方式を活用する。

なお、IDT社取締役会は本件について、全会一致で賛同している。

ルネサスエレクトロニクスは、グローバル市場での成長戦略の実現策の一環として、アナログ製品に関するラインナップの強化やソリューション提案力の強化を進めている。

IDT社は、米国のグローバル半導体メーカー。データセンターや通信インフラ向けなどビッグデータを扱うデータエコノミー関連市場向けに、アナログ・ミックスドシグナル製品の開発、製造、提供を行っている。

本件M&Aにより、ルネサスエレクトロニクスは、補完性が高い製品獲得によるソリューション提供力の強化と、事業成長機会の拡大を図ることで、グローバルでのポジション強化を目指す。

●今後のスケジュール
買収実行日 2019年度(2019年12月期)上期中

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

ルネサスエレクトロニクスに関連するM&Aニュース

ルネサス エレクトロニクス、米ソフトウェア企業Altium社を買収

ルネサスエレクトロニクス株式会社(6723)は、米国カリフォルニア州に本社を置くソフトウェア企業であるAltiumLimited(以下、Altium社)の発行済普通株式の全てを取得し完全子会社とすることについて、Altium社と合意した。本件買収にあたっては、豪州上場会社の株式を100%取得する方法の一つである豪州会社法に基づくSchemeofArrangement(以下、SOA)の手続きにより、

ルネサスエレクトロニクス、子会社を通じて米Transphorm社を買収

ルネサスエレクトロニクス株式会社(6723)とGaN(窒化ガリウム)パワー半導体のグローバルリーダーであるTransphorm,Inc.(米国カリフォルニア州)は、このたび、ルネサスが子会社を通じてTransphorm社を現金によって買収する合併契約を締結した。本件買収では、ルネサスがTransphorm社の発行済普通株式の全てを、Transphorm社の2024年1月10日付の終値に約35%のプ

ルネサス エレクトロニクス、セルラーIoT技術の仏シーカンスを買収へ

ルネサスエレクトロニクス株式会社(6723、以下ルネサス)とSequansCommunicationsS.A.(フランスパリ、以下シーカンス)は、ルネサスがシーカンスの全株式を公開買付け(TOB)により取得する旨の基本合意書を締結した、と発表した。基本合意書では、本公開買付けについて、労使協議会(WorksCouncil)との協議完了およびシーカンスの取締役会による応募の推奨を経て、ルネサスがシー

ルネサスエレクトロニクス、オーストリアのPanthronics AGを買収へ

ルネサスエレクトロニクス株式会社(6723)は、PanthronicsAG(オーストリアグラーツ、以下Panthronics社)を買収する。本件は、ルネサスエレクトロニクスの完全子会社を通じて行われる。ルネサスエレクトロニクスは、各種半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスを行っている。Panthronics社とは、2018年からパートナーとして協業していた。Panthronics

ルネサスエレクトロニクス、4Dイメージングレーダ製品を提供するインドの新興企業を買収へ

ルネサスエレクトロニクス株式会社(6723、ルネサス)は、SteradianSemiconductorsPrivateLimited(インド・ベンガルール、Steradian)の買収を発表した。ルネサスは、各種半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスを行っている。Steradianは、4Dイメージングレーダ製品を提供するファブレス半導体企業。ADAS(先進運転支援システム)の高度化

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・子会社・逆三角合併」に関連するコラム

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

海外M&A
インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

本記事では、クロスボーダーM&Aで最も重要であるPMIについて、インドネシアの場合を用いてお話しします。(本記事は、2022年に公開した記事を再構成しています)M&Aのゴールは“成約”ではありません。投資側の日本企業と投資を受ける海外の現地企業両社が、思い描く成長を共に実現できた時がM&Aのゴールです。特にインドネシア企業とのM&Aは、他のASEAN諸国と比較しても難易度は高く、成約に至ってもそれ

海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

海外M&A
海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

近年アジアなど成長著しい市場をターゲットに、海外M&Aを検討する中堅・中小企業は増えております。しかし、海外M&Aでは日本国内で実施するM&A以上にノウハウが不足していることが多く、海外M&Aを実施するハードルが高いと言わざるを得ません。そこで本記事では、日本M&Aセンター海外事業部の今までの経験を踏まえて、海外M&Aの内容や実施される目的、またメリットや注意点・リスクなどさまざまなポイントについ

タイでM&Aを検討する際に留意すること

海外M&A
タイでM&Aを検討する際に留意すること

本記事ではタイでのM&Aにおいてよく問題となる、タイ特有の留意点について解説します。(本記事は2023年2月に公開した内容を再構成しています。)※日本M&Aセンターホールディングスは、2021年にASEAN5番目の拠点としてタイ駐在員事務所を開設、2024年1月に現地法人「NihonM&ACenter(Thailand)Co.,LTD」を設立し、営業を開始いたしました。タイ王国中小企業M&Aマーケ

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

海外M&A
海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

本記事ではM&Aにおける終盤ステージである買収監査(デューデリジェンス)における留意点について解説したいと思います。ASEAN・中小M&Aにおける買収監査(デューデリジェンス)M&Aのプロセスでは基本合意契約を締結した後、最終契約に至る準備段階として買収監査が行われます。内容や期間はディールの規模や複雑性によって様々ですが、一般的に財務・税務・法務について専門チームに依頼します。また、場合によって

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2018年9月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

月別M&Aニュース

注目ニュースワード