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アステラス製薬(4503)、疼痛領域特化の独製薬メーカーGrünenthal社にライセンス譲渡

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アステラス製薬(4503)子会社のアステラスファーマヨーロッパLtd.(英国)は、Grünenthal社(ドイツ)との間で、全28か国の欧州連合加盟国、スイス、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、東欧、中東およびアフリカ諸国におけるQutenzaTMの商業化に関する独占的な権利を譲渡することについて契約を締結した。

QutenzaTMは、高濃度カプサイシンを主成分とする局所パッチ剤。成人の末梢神経障害性疼痛を適応症として、欧州医薬品庁より承認を取得している。

Grünenthal社は、疼痛領域に重点を置く製薬企業。ヨーロッパ、ラテンアメリカおよびアメリカに32の子会社を持ち、155か国以上で事業を展開している。

本件により、アステラス製薬グループは、経営資源配分の最適化によるオペレーションの一層の高質化・効率化を図るとともに、疼痛治療で長年の実績を有するGrünenthal社でのQutenzaTMのさらなる円滑な提供の実現に向けて協力を行う方針。

●今後のスケジュール
譲渡完了日 平成30年ころ

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