M&Aニュース

アステラス製薬、オランダ子会社2社の事業を仏Delpharm社に譲渡へ

更新日:

アステラス製薬株式会社(4503)は、子会社であるアステラスB.V(オランダ ライデン)とアステラスファーマヨーロッパ B.V.(オランダ ライデン)によるDelpharm Industrie SAS(フランス ブローニュ=ビヤンクール、以下Delpharm社)への事業譲渡について合意書を締結した。

事業譲渡に関する正式な契約締結は、オランダの労働法に基づく全ての手続きの完了後となる。

アステラス製薬は、医薬品の製造・販売および輸出入を行っている。

アステラスB.Vは持株会社、アステラスファーマヨーロッパ B.V.は製造技術、M&D、営業等の事業を行っている。
メッペル工場では、錠剤、カプセル剤、顆粒剤の生産を行っている。

アステラス製薬は、外部パートナーとのアライアンスによる高品質で安定供給可能な生産体制確立を目指しており、本譲渡はその一環として行われる。

本譲渡に伴い、メッペル工場で製造しているアステラス製薬製品は、Delpharm社が引き続きメッペル工場で製造し、アステラスグループに納入する。
メッペル工場の従業員はDelpharm社グループの従業員として雇用が継続される。

・今後の予定
契約締結日        2023年度第2四半期
Delpharm社への事業譲渡 2023年度第4四半期

バイオ・医薬品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

アステラス製薬に関連するM&Aニュース

アステラス製薬、米国バイオ医薬品企業のPropella Therapeuticsを買収へ

アステラス製薬株式会社(4503)は、PropellaTherapeutics,Inc.(米国ノースカロライナ州、以下Propella)との間で、アステラス製薬が米国子会社を通じてPropellaを買収することに合意し、契約を締結した。買収額は約1億7,500万ドル。アステラス製薬は、医薬品の製造・販売および輸出入を行う。Propellaは、創薬化学とリンパ系への送達を組み合わせた独自のプラットフ

アステラス製薬、米国のIveric Bio社を約8千億円で買収へ

アステラス製薬株式会社(4503)は、IVERICbio,Inc.(米国ニュージャージー州、以下アイベリック・バイオ)の買収を発表した。アステラス製薬の米国持株子会社アステラスUSホールディングInc.の完全子会社BerryMergerSub,Inc.を通じて行われる。買収金額は、総額約59億米ドル(約8千億円)。アステラス製薬は、医薬品の製造・販売および輸出入を行っている。アイベリック・バイオは

アステラス製薬、アメリカの超小型医療機器「neural dust」を開発するスタートアップ企業を買収

アステラス製薬株式会社(4503)は、iotaBiosciences,Inc.(アメリカ・カリフォルニア州、iota社)との間で、アステラス製薬が米国子会社を通じてiota社を買収することに合意し、契約を締結した。取得価額は、約1億2,750万米ドル。アステラス製薬株式会社は、医薬品の製造・販売および輸出入を行っている。iota社は、バイオエレクトロニクス分野の未来を切り開く基盤の構築にフォーカス

アステラス製薬(4503)、英国Nanna Therapeutics Limitedの全株式取得、子会社化

アステラス製薬株式会社(4503)は、NannaTherapeuticsLimited(英国ケンブリッジ、Nanna社)との合意に基づき、英国子会社であるAstellasPharmaEuropeLtd.を通じて、Nanna社の発行済み全株式を取得することにより、買収した。取得価額は、最大で6,950万ポンド。アステラス製薬は、東京に本社を置き、「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」こと

アステラス製薬(4503)、がん免疫治療医薬品の開発業者 米国Xyphos Biosciences, Inc.を買収

アステラス製薬株式会社(4503)は、XyphosBiosciences,Inc.(米国カリフォルニア州、Xyphos社)との合意に基づき、米国子会社アステラスUSホールディングInc.を通じてXyphos社の発行済み全株式を取得することにより、買収を決定した。買収対価は手続き完了時に1億2,000万ドル支払われ、開発の進捗に応じた支払いを含めると最大で総額6億6,500万ドルとなる見込み。アステ

この記事に関連するタグ

「事業譲渡・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

海外M&A
インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

本記事では、クロスボーダーM&Aで最も重要であるPMIについて、インドネシアの場合を用いてお話しします。(本記事は、2022年に公開した記事を再構成しています)M&Aのゴールは“成約”ではありません。投資側の日本企業と投資を受ける海外の現地企業両社が、思い描く成長を共に実現できた時がM&Aのゴールです。特にインドネシア企業とのM&Aは、他のASEAN諸国と比較しても難易度は高く、成約に至ってもそれ

海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

海外M&A
海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

近年アジアなど成長著しい市場をターゲットに、海外M&Aを検討する中堅・中小企業は増えております。しかし、海外M&Aでは日本国内で実施するM&A以上にノウハウが不足していることが多く、海外M&Aを実施するハードルが高いと言わざるを得ません。そこで本記事では、日本M&Aセンター海外事業部の今までの経験を踏まえて、海外M&Aの内容や実施される目的、またメリットや注意点・リスクなどさまざまなポイントについ

タイでM&Aを検討する際に留意すること

海外M&A
タイでM&Aを検討する際に留意すること

本記事ではタイでのM&Aにおいてよく問題となる、タイ特有の留意点について解説します。(本記事は2023年2月に公開した内容を再構成しています。)※日本M&Aセンターホールディングスは、2021年にASEAN5番目の拠点としてタイ駐在員事務所を開設、2024年1月に現地法人「NihonM&ACenter(Thailand)Co.,LTD」を設立し、営業を開始いたしました。タイ王国中小企業M&Aマーケ

ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

海外M&A
ベトナムM&Aの競争環境 引くてあまたの現地優良企業を獲得するには

Xinchào(シンチャオ:こんにちは)!本記事では、ベトナムでのM&A投資における問題のひとつ、「厳しい競争環境」に関してお話させて頂きます。(本記事は、2022年11月に公開した記事を再構成しています。)独占交渉権とは「独占交渉権」とは、買手である譲受企業と売手である譲渡企業との間で、一定の間に独占的に交渉することができる権利の事です。一般的に買収ターゲット企業の選定後に、初期的な面談(対面/

海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

海外M&A
海外M&Aにおける買収監査/DDチームの選び方

本記事ではM&Aにおける終盤ステージである買収監査(デューデリジェンス)における留意点について解説したいと思います。ASEAN・中小M&Aにおける買収監査(デューデリジェンス)M&Aのプロセスでは基本合意契約を締結した後、最終契約に至る準備段階として買収監査が行われます。内容や期間はディールの規模や複雑性によって様々ですが、一般的に財務・税務・法務について専門チームに依頼します。また、場合によって

「事業譲渡・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年5月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード