2017年版中小企業白書pickup2 -M&Aで相談した相手は?

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2017年4月21日、「2017年版中小企業白書」が中小企業庁より公表されました。 第2章で「事業の承継」が大きく特集され、興味深いデータが多数紹介されています。

中小企業庁「2017年版中小企業白書」全文

「M&Aでの譲渡に関心のある企業の、承継に関する相談相手」に関する調査結果も出ています。 1位は会計事務所59.1%、3位が取引金融機関42.3%となっています。

グラフ:事業の譲渡・売却・統合(M&A)に関心のある企業の、事業の承継に関する過去の相談状況(当社加工)

事業の譲渡・売却・統合(M&A)に関心のある企業の、事業の承継に関する過去の相談状況(当社加工)

一方M&A仲介会社への相談は17.4%にとどまるなど依然としてハードルが高い中、公認会計士・税理士や金融機関の皆様の果たす役割は非常に大きいものだということがうかがえます。 提携会計事務所や金融機関の方々とますますの連携強化を図り、日本全国のM&Aサポートを全国の支援者の皆様とともに行ってまいります。 さらに読みたい方は: 日本M&Aセンターのネットワークについて、詳しく解説しています。

強力なネットワークがなぜM&Aに有効か

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M&A マガジン編集部

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