株価算定シミュレーション

住友林業、米大手の製材会社を買収

更新日:

住友林業株式会社(1911)は、7月1日、100%子会社のSumitomo Forestry America, Inc.(米国テキサス州)を通じて、北米大手の製材会社Teal Jones Groupより、Teal Jones Louisiana Holdings LLC(米国)の持分100%、その子会社のTeal Jones Plain Dealing, LLC(米国ルイジアナ州、以下:TJPD社)の持分57.05%を取得し、連結子会社化した。

住友林業グループは、森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸としたグローバル事業を展開している。

TJPD社は、ルイジアナ州に保有する約100haの広大な土地と工場を活用し、住宅に使用するディメンション材(構造部材)等を製造している。

目的

本件M&Aにより、住友林業として初の米国木材コンビナート事業の展開を図る。

既存の米国分譲住宅事業・不動産開発事業やFITP事業との相乗効果で、米国市場での事業拡大を狙う。

日程

(TJPD 社)商業生産開始時期:2025年8月(予定)

戸建住宅建設業界のM&A・事業承継の動向はこちら

住友林業に関連するM&Aニュース

ジオリーブグループ、住友林業の傘下の井桁藤とスミリンサッシセンターを子会社化

ジオリーブグループ株式会社(3157)は、住友林業株式会社(1911)から、株式会社井桁藤(愛知県名古屋市)及びスミリンサッシセンター株式会社(茨城県牛久市)の発行済株式の全てを取得し、連結子会社とすることを決定した。ジオリーブグループは、主に「住」に関わる事業会社を傘下に持つ純粋持株会社。傘下グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っている。井桁藤は、住宅関連資材卸売等を行っている。スミ

住友林業、LeTechへの2回目のTOBが成立

住友林業株式会社(1911)による、株式会社LeTech(3497)への第2回公開買付け(TOB)が、2025年6月23日をもって終了した。本公開買付けにおいては、買付予定数の下限及び上限を設定していないため、公開買付開始公告及び公開買付届出書に記載のとおり、応募株券等の全部の買付け等を行う。LeTechは、東京証券取引所グロース市場に上場しているが、所定の手続を経て上場廃止となる見込み。

住友林業、LeTechへの1回目のTOBが成立

住友林業株式会社(1911)による、株式会社LeTech(3497)への第一回公開買付け(TOB)が、2025年5月14日をもって終了した。応募株券等の合計(7,290,465株)が買付予定数の下限(7,290,465株)以上となったため成立している。第一回公開買付けの結果、2025年5月21日(第一回公開買付けの決済の開始日)をもって、LeTechは、住友林業の開買付者の連結子会社となる予定。住

住友林業、LeTechへTOBを実施

住友林業株式会社(1911)は、株式会社LeTech(3497)の株券等を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。なお、上記の公開買付けは、LeTechを住友林業の完全子会社とするための一連の取引の一環として実施するものであり、本応募合意株式(第一回)を取得することを主たる目的とした公開買付け(以下:第一回公開買付け)及び第二回公開買付けにより構成される。LeTechは、TOBに対して賛同を

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード