会社売却先シミュレーション

ヤマシタ、韓国の介護用品卸販売事業の山下三井を買収

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株式会社ヤマシタ(静岡県島田市)は、2025年4月4日付で、SAM JUNG HUMAN SERVER,LTD(韓国・釜山広域市、以下:ヒューマンサーバー)の子会社である株式会社山下三井(韓国・釜山広域市)の株式(67.1%)を取得し、2025年4月より韓国の介護用品レンタル事業者向けに介護用品の卸販売事業を開始することを発表した。

ヤマシタは、福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業等を行っている。
ヒューマンサーバーは、韓国国内で介護用品販売・製造を行っている。
山下三井は、介護用品卸販売事業を行っている。

背景・目的

韓国では急速な高齢化が進行しており、2045年には日本を抜いてアジアで最も高齢者人口比率(65歳以上)が高くなると予測されている。(※内閣府「令和6年版高齢社会白書(全体版)」より)

また、この急速な高齢化に伴い、2010年から2023年の福祉用具貸与数は年々増加しており、介護用品レンタルの需要は高まり続けている。今後2040年にかけて介護用品レンタルの市場規模は拡大が続く見込みである。

ヤマシタとヒューマンサーバーが韓国の介護用品レンタル事業者へヒアリングを行った結果、介護用品の品質に課題を感じており、ユーザーからも機能面やクオリティが求められていることが明らかになった。

こうしたニーズに応えるため、2025年4月より、日本で実績のある介護用品レンタルのヤマシタが、韓国における介護用品レンタル事業者向けに、日本を含む海外製のレンタルに適した商品の卸販売事業を展開する運びとなった。

本件M&Aにより、山下三井は、ヒューマンサーバーの介護用品販売における販売ルートを活用しながら、現地レンタル事業者向けに、海外製の優れた介護用品を卸販売し、韓国国内での普及を進めていく。

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