会社売却先シミュレーション

三菱電機、北弘電社をきんでんへ売却

更新日:

三菱電機株式会社(6503)は、同社が保有する株式会社北弘電社(北海道札幌市)の全株式を、株式会社きんでん(1944)に譲渡することで合意した。2025年4月1日を目途に株式譲渡を実施する予定。

本取引により、北弘電社は三菱電機の子会社から、きんでんの子会社に異動することとなる。

三菱電機は、インフラ、インダストリー・モビリティ、ライフ、ビジネスプラットフォームなどの製品の開発、生産、販売、サービスを行っている。

きんでんは、電気設備、計装設備、情報通信設備、空調・衛生設備、内装設備、土木工事等を行っている。

北弘電社は、屋内配線工事事業、電力関連工事事業、産業設備機器の仕入・販売等を主な事業として行っている。

目的

三菱電機は、2024 年4 月15 日、北弘電社からの支援の申し入れを受けて北弘電社を完全子会社化した。その後、財務的支援を実施しつつ、早期かつ抜本的な経営状況の改善を図ってきた。

一方で、三菱電機は、重点成長事業に集中的に投資するポートフォリオ戦略に基づき、関係会社の再編を推進する中で、北弘電社については、経営環境及び将来の事業展開に照らして、工事会社であるきんでんと一体となって事業運営を進めることが、顧客満足度の向上や同社の事業発展に寄与するとの経営判断に基づき、今回の合意に至った。

日程

株式譲渡実行日:2025年4月1日(予定)

電気通信工事業界のM&A・事業承継の動向はこちら

きんでんに関連するM&Aニュース

三菱電機、ポンプ向けモータ事業を荏原製作所に売却

三菱電機株式会社(6503)は、株式会社荏原製作所(6361、以下:荏原)に、三相モータおよびIPM(InteriorPermanentMagnet:内部永久磁石)モータ事業と、タイの三菱電機子会社MitsubishiElectricAutomation(Thailand)Co.,Ltd.が事業展開する産業用モータ、ポンプおよびダイカスト事業を譲渡することを決定した。三菱電機は、社会システム、エネ

JUKIがJUKIテクノソリューションズを完全子会社化

JUKI株式会社(6440)は、JUKIテクノソリューションズ株式会社(東京都多摩市)の全持分を取得する。三菱電機株式会社との合弁契約を解消し、JUKIの完全子会社とする。JUKIは、工業用ミシン事業、家庭用ミシン事業、産業装置事業、受託事業、ストレージ事業を展開している。JUKIテクノソリューションズは、2022年7月に三菱電機との合弁会社として設立。工業用ミシン事業における自動車などを中心とす

三菱電機、セキュリティソリューション提供の米Nozomi Networksを買収

三菱電機株式会社(6503)は、NozomiNetworksInc.(米国カリフォルニア州、以下:Nozomi)の全持分(三菱電機の既存持分を除く)を取得し、完全子会社化することを決定し、Nozomiとの間で合併契約を締結した。三菱電機は、大手総合電機メーカー。重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの製造・販売を行っている。Nozomiは、OT(Operat

三菱電機、子会社の三菱電機保険サービスをマーシュ ジャパンへ譲渡

三菱電機株式会社(6503)は、子会社である三菱電機保険サービス株式会社(東京都千代田区)の株式をマーシュジャパン株式会社(東京都港区)に譲渡することを決定した。三菱電機保険サービスは、三菱電機グループの総合保険代理店。マーシュジャパンは、世界有数の保険仲介およびリスクアドバイザーであるマーシュの日本法人。損害保険代理業、リスクマネジメント関連サービス業等を行っている。目的三菱電機は、事業ポートフ

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・事業ポートフォリオ」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

M&A全般
買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

買収されるとどうなる?生じる変化とは企業買収されると、会社の存続のほか、社員や取引先への影響が懸念されますが、中小企業のM&Aでは株式譲渡のスキームで、会社の法人格がそのまま存続するケースが一般的です。譲受け企業(買い手)の方針にもよりますが、会社の法人格だけでなく、事業用の機械設備、取引先、顧客、従業員などもそのまま引き継がれるケースが多く見られます。友好的買収がほとんどを占める中小企業のM&A

「株式譲渡・事業ポートフォリオ」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード