会社売却先シミュレーション

セルシス、子会社&DC3の完全子会社化と吸収合併を発表

更新日:

株式会社セルシス(3663)は、連結子会社である株式会社&DC3(東京都新宿区)の株式を取得し完全子会社化するとともに、同社を吸収合併(以下:本合併)することを決定した。

セルシスを存続会社とする吸収合併方式で、&DC3は解散する。

また、セルシスは、本合併にあたりセルシスが&DC3に対して有する債権を放棄することを併せて発表した。

セルシスグループは、デジタルコンテンツの制作から流通までをトータルにサポートするサービスとソリューションの開発・提供を行っている。

&DC3は、コンテンツ流通ソリューション事業を行っている。

目的

子会社の&DC3が担うコンテンツ流通ソリューション事業の新規サービス開発において、当初の目標を達成したこと、また、セルシスグループ内のリソース配分、セルシスが提供する「CLIP STUDIO PAINT」と&DC3が提供する「DC3」の連携強化の更なる推進のため、さらに、経営の合理化を図ることが最善であると判断したため、&DC3を完全子会社化したうえで、吸収合併することとした。

なお、本合併後も、&DC3の電子書籍及びDC3ソリューションの提供方針に大きな変更は無く、技術面やマーケティングにおけるパートナーシップ活動も継続していく。

本合併により、コンテンツ制作ソリューション事業及びコンテンツ流通ソリューション事業のシナジーを最大限に発揮し、制作から流通までのトータルサポート体制を強化し、持続的な企業価値の向上を図る。

株式の状況

異動前の所有株式数 2,993株 (所有割合:85.27%)
取得株式数 517株 (所有割合:14.73%)
異動後の所有株式数 3,510株 (所有割合:100.00%)

日程(株式取得)

株式取得日  :2024年11月15日

日程(合併)

取締役会決議日:2024年11月15日
合併契約締結日:2024年11月15日
合併効力発生日:2025年1月1日(予定)

システム・組込ソフト開発・情報処理支援業界のM&A・事業承継の動向はこちら

アートスパークホールディングスに関連するM&Aニュース

アクセルのグループ会社ax、セルシスへの第三者割当増資を実施

株式会社アクセル(6730)は、グループ会社のax株式会社(東京都渋谷区)が株式会社セルシス(3663)との戦略的パートナーシップを強化するため、第三者割当増資を実施することを発表した。アクセルは、半導体集積回路、および半導体集積回路を組み込んだプリント基板の設計・製造・販売等を行っている。axは、ITに関するコンサルティング(AIアプリの開発等)、AIに関するフレームワークの開発・販売、ミドルウ

&DC3、セルシス及びアクセルを割当先とする第三者割当増資を実施へ

株式会社セルシス(3663)は、連結子会社である株式会社&DC3(東京都新宿区)が、セルシスおよび株式会社アクセル(6730)を割当先とする第三者割当増資を実施することを決定した。セルシスは、UI開発ソリューションや、イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ等のサービスを提供している。&DC3は、DC3ソリューションの提供、および電子書籍配信ソリューションの提供を行っている。アクセルは、半導体集

セルシス、加賀FEIへUI/UX事業を譲渡へ

株式会社セルシス(3663)は、加賀FEI株式会社(神奈川県横浜市)との間で、セルシスの子会社である株式会社カンデラジャパン、およびCanderaGmbH(オーストリアリンツ)が営むUI・UX事業の譲渡に向けた基本合意を締結した。セルシスは、UI開発ソリューションや、イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ等のサービスを提供している。UI/UX事業においては、自動車関連分野を筆頭に、モバイル機器

アートスパークHD、ソフト開発を行う子会社エイチアイの全株式譲渡をミックウェアに譲渡へ

アートスパークホールディングス株式会社(3663)は、株式会社ミックウェア(兵庫県神戸市)との間で、連結孫会社(特定孫会社)である株式会社エイチアイ(東京都新宿区)の全株式の譲渡に係る株式譲渡契約を締結した。譲渡価額は、4億5,000万円。アートスパークHDは、UI/UX事業、クリエイターサポート事業を行う子会社等の経営管理および関連する事業を展開している。エイチアイは、ミドルウェアの企画・開発・

アートスパークHD(3663)、システム企画子会社U’eyes Design の全株式を譲渡

アートスパークホールディングス株式会社(3663)は、連結子会社株式エイチアイが保有する株式会社U’eyesDesignの全株式について、U’eyesDesignの代表取締役である鱗原晴彦氏に譲渡することを決定した。譲渡価額は40,000千円。U’eyesDesignは、機器・装置・システムの企画開発等を行っている。アートスパークHDは、技術や人材並びに財務等における経営資源の集中と配分を図る。●

この記事に関連するタグ

「買収・吸収合併・合併」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

M&A全般
合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

「買収・吸収合併・合併」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード