会社売却先シミュレーション

資生堂、ファイントゥデイHDを欧州ファンドCVCに売却

更新日:

株式会社資生堂(4911)は、持分法適用関連会社である株式会社ファイントゥデイホールディングス(東京都港区、以下「FTHD」)の全保有株式をプライベートエクイティファンド CVC Capital Partners (以下「CVC」)が投資助言を行うファンドが直接または間接に出資をしている法人であるOriental Beauty Holding (HK) Limited(中国・香港)に譲渡することを決定した。

本件譲渡に伴い、FTHDは資生堂の持分法適用会社から除外される。

資生堂は、化粧品等の研究開発、製造および販売を行っている。

FTHDは、パーソナルケア製品の生産・マーケティング・販売等を行っている。

Oriental Beauty Holding (HK) Limitedは、有価証券の取得および保有ならびにその関連業務を行っている。

背景・目的

資生堂は、 スキンビューティーをコア事業とする抜本的な経営改革の一環として、 パーソナルケア事業(以下「対象事業」) を譲渡・合弁事業化、また、その製品を製造する久喜工場およびベトナム工場の2工場に関する資産を譲渡した。

これらは、マーケティング投資や、マスビジネスに特化した柔軟な戦略や迅速な意思決定・価値創造力の高い人材の育成等、成長投資の強化を可能にする事業環境を整えることが、対象事業・ブランドおよび社員の成長・発展、顧客への貢献につながると判断したもの。

事業譲渡以降、資生堂は、同事業の成長を支援するために、FTHDの株式を取得して合弁事業化し、 CVC と協力して対象事業を運営してきた。

今般、FTHDは自立経営体制の確立し成長、東京証券取引所への株式上場の準備に入ったため、当初の目的は果たせたことから、CVCに持分を譲渡することとした。

譲渡株式数および譲渡前後の保有株式の状況

譲渡前の保有株式数:6,150万2500株(議決権保有割合: 20.09%)
譲渡株式数    :6,150万2500株(議決権保有割合: 20.09%)
譲渡後の保有株式数:0株(議決権保有割合: 0%)

本件取引の日程

株式譲渡契約締結日:2024年6月20日
本件譲渡実行日  :2024年6月中(予定)

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