事業承継セミナー

丸紅系のJAFホールディングス、ジャパンフーズに対しTOBを実施へ

更新日:

JAFホールディングス株式会社(東京都千代田区、以下「公開買付者」)は、2024年5月10日、ジャパンフーズ株式会社(2599、以下「対象者」)の普通株式を金融商品取引法による公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

本他社株公開買付けは、アイ・シグマ・キャピタル株式会社が管理するアイ・シグマ事業支援ファンド4号の支援を受けて行われ、公開買付者は対象者株式の非公開化を目指す。

公開買付者は、最終的にジャパンフーズ株式の全取得を目指し、スクイーズアウト手続として株式売渡請求を選択することで、迅速な取引完了を目指す。

JAFホールディングスは、本公開買付けを通じて対象者株式を取得及び所有することを主たる目的として、2024年4月1日に設立された株式会社。

アイ・シグマ・キャピタルは丸紅(8002)を親会社とし、総合商社の幅広い業種における機能・ネットワークを活用し、幅広い業種の本邦の企業(上場企業を含む)への出資(原則マジョリテイ出資)を行う。

ジャパンフーズは、清涼飲料・その他各種飲料の受託製造及び販売、酒類飲料の受託製造及び販売、給水機械装置等の製造、販売、保守、リース及びレンタル等を行っている。

公開買付け等の概要

対象者の名称

ジャパンフーズ株式会社

買付け等をする株券等の種類

普通株式

買付け等の期間

024年5月13日(月曜日)から2024年6月21日(金曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、金1,994円

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 3,067,178(株) 1,459,800(株) -(株)
合計 3,067,178(株) 1,459,800(株) -(株)

決済の開始日

2024年6月27日(木曜日)

公開買付代理人

SMBC日興証券株式会社

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

食品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、食品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

丸紅・ジャパンフーズに関連するM&Aニュース

丸紅、米国食用スペシャリティ油脂加工・販売のGemsa社を買収 

丸紅株式会社(8002)は、米国においてオリーブオイルなどの食用スペシャリティ油脂の加工・販売事業を行うGemsaEnterprises,LLC(以下、「Gemsa社」)の発行済み持分の過半数を取得し、子会社化する。Gemsa社は、食用スペシャリティ油脂のブレンディング・パッキング・販売を行う。丸紅は、本件M&Aを通じて、長年の油脂トレード事業で培ってきたグローバルな調達力と国内外の事業会社を通じ

丸紅系のJAFホールディングス、ジャパンフーズへのTOBが成立

丸紅(8002)系のJAFホールディングス株式会社(東京都千代田区)は、ジャパンフーズ株式会社(2599)の普通株式を、公開買付け(TOB)による取得を2024年5月13日から実施していたが、2024年7月8日をもって終了した。所定の手続を経て、上場廃止となる。本公開買付けにおいては、応募株券等の総数(2,518,204株)が買付予定数の下限(1,459,800株)以上となったため成立、応募株券等

丸紅、小学館と日本のコンテンツの世界展開を目的とした新会社設立

丸紅株式会社(8002)、丸紅フォレストリンクス株式会社(東京都千代田区)、株式会社小学館(東京都千代田区)は、日本のマンガ・アニメコンテンツを世界展開するための合弁会社「株式会社MAG.NET)」を設立した。丸紅は、国内外のネットワークを通じて、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引の他、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発などの事業活動を多角的に展開している。丸紅フォレストリンクスは、洋紙

JAFホールディングス、ジャパンフーズへのTOBについて買付条件等を変更

丸紅(8002)系のJAFホールディングス株式会社(東京都千代田区)は、ジャパンフーズ株式会社(2599)への公開買付け(TOB)について、買付条件等の変更を発表した。変更について買付け等の期間(変更前)2024年5月13日(月曜日)から2024年6月21日(金曜日)まで(30営業日)(変更後)2024年5月13日(月曜日)から2024年7月8日(月曜日)まで(41営業日)買付け等の価格(変更前)

丸紅、ベトナムの工業団地開発・運営のAmata City Halong JSCの株式20%を取得

丸紅株式会社(8002)は、AmataCityHalongJSC(ベトナム・クアンニン省、以下「ACHL」)の株式20%を、AmataVNPublicCompanyLimited(タイ・バンコク、以下「AmataVN」)より取得し、ベトナムにおける工業団地の開発・運営に参画した。丸紅は、国内外のネットワークを通じて、ライフスタイル、情報・不動産、その他の広範な分野において、輸出入及び国内取引の他、

この記事に関連するタグ

「TOB・買収」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。同意なき買収(敵対的買収)の事例直近、国内で行われた同意なき買収に

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

上場企業の株主が経営陣と経営方針などを巡って対立した結果、会社の支配力を強める目的で株式を買い進める場合があります。これが、「敵対的買収」です。しかし、敵対的買収に対して経営陣も何もしないわけではありません。経営陣と敵対する株主の動きを防ぐため、敵対的買収に対する様々な防衛策を発動して対抗します。その買収防衛策のひとつがポイズンピルです。本記事では、ポイズンピルの概要、メリットやデメリット、実際に

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBIとは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つです。企業価

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。日本M&Aセンターでは、M&Aをはじめ様々な経営課題の解決に向けて専門チームを組成し、ご支援を行っています。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちらコングロマリットとはコングロマリット(co

「TOB・買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年5月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード