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旭硝子(5201)、タイの化学品メーカーVinythai Public Company Limitedを子会社化

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旭硝子(5201)は、Solvay Group(スイス、ソルベイ社)の子会社であるVinythai Public Company Limited(タイ、ビニタイ社)の株式を取得し子会社化することを決定し、ソルベイ社と株式譲渡契約を締結した。
取得価額は約335億円。議決権所有割合は58.77%となる。

旭硝子グループは、東南アジアにおいて、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂を主な製品とするクロール・アルカリ事業の拡大を目指している。
東南アジアの苛性ソーダおよび塩化ビニル樹脂の市場は年率約5%の成長が見込まれており、総需要の7割はインドネシア、タイ、ベトナムの3ヵ国で構成されている。

ビニタイ社は、タイを拠点とする化学品メーカー。

本件により、旭硝子グループは、新たにタイに塩化ビニル樹脂の製造拠点を獲得し、さらなる生産能力の増強ならびに競争力の向上を実現することで、東南アジアでの事業の拡大を図る。

●今後のスケジュール
株式取得実行日 平成29年上半期中

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