コラム

目指しませんか、地元のスター企業!

M&A全般

⽬次

[表示]

地方の中小企業は深刻な人手不足に

現在、日本経済の大きな課題として注目されている「人手不足問題」。 働く人口(生産年齢人口)は2025年までに504万人減、2040年までに3,174万人減少するといわれています【出典:『日本の地域別将来推計人口』(平成30(2018)年推計)】 。 特に、東京以外の地域ではこの減少幅が非常に大きくなっています。

生産年齢人口減少率が大きい都道府県

生産年齢人口減少率が大きい10都道府県

これにより、特に地方の中小企業においては深刻な状況が続いており、今後さらなる人手不足が懸念されます。 近年、有効求人倍率はバブル期並みの高水準で推移しており、大都市圏では人材を確保したい企業の競争が激化し、より良い条件を求めて人材が流れていることが要因のひとつとされています。 なぜこれほど東京以外の地域において、働く人口が減少しているのでしょうか? なぜ、地元に残り、地元で就職しないのでしょうか?

地域の人手不足は学生の安定思考が原因?

最近の若者が就職の際に企業を選択するポイントは、「自分のやりたい仕事ができる会社」よりも「安定している会社」を選ぶ傾向が続いているようです【出典:「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」】。 若者が考える「安定している会社」と考える、一つの基準に、「上場企業」という条件があります。 もちろん、未上場企業の中にも優良企業はたくさんあります。 しかし一般的に知名度が低く、公開されている情報量が上場企業に比べ圧倒的に少ないため、「安定している会社=上場企業」と認識している若者が多いのが事実です。 一方、現在の全上場企業を地域的にみると、全体の約5割が東京で、近年の地域別IPO(新規株式上場)社数をみても全体の6~7割が東京に本社を置く企業となっています。 上場企業の東京一極集中は、もしかすると地域の働く人口減少の要因となり、人手不足に拍車をかけているのかもしれません。

上場企業は東京一極集中

上場企業は東京一極集中

どうすれば若い世代が地元に残り、地元で働き、地元の経済を活性化する原動力になるのでしょうか? そのキーは、地元で輝く、“スター企業の存在”ではないかと考えています。 日本M&Aセンターはこれまでも全国の多くの中堅中小企業の存続と発展をM&Aを通してサポートしてきました。 しかし、これだけでは働く世代を地元に留め、また惹きつけることはできないと考えています。

地元の中堅企業をスター企業に

やはり、“この企業で働きたい” “この企業で働くと、地元にこんな貢献ができる”といった夢を描ける企業の存在が必須だと考えています。 我々はこうした企業をスター企業と定義しています。 そして、そういったスター企業になるためには、“株式上場”により「際立つこと」も一手と考えています。

地方の人手不足を解決する救世主!“地元のスター企業”

一般的に上場企業を目指す理由としては、信頼性・透明性・実現性を得るためですが、知名度を高めて地元の象徴的存在となる点においても重要となってきます。 ですが、いざ上場する側の立場になって考えると、自社情報のディスクローズ(公開)にともなう手続上のハードルが頭に浮かび、なかなか上場の決断に至らない経営者の方々も多いと思います。 当然、オーナー経営者の場合には、株式上場により、支配権を手放すことはしたくない、などの理由から上場にメリットを感じていない方も多くいらっしゃるのではないかと思います。 そんな経営者の方々にご紹介したいのが、これまでの一般的な上場市場とはその特徴面で性質を画する「TOKYO PRO Market」です。

TOKYO PRO Market

「TOKYO PRO Market」に上場して“地元のスター企業”を目指しませんか?

「TOKYO PRO Market」とは、東証一部・二部、マザーズ、JASDAQ同様、東京証券取引所が開設する市場のひとつです。 しかし、その大きな特徴は、一般の投資家は投資することができず、プロの投資家のみ投資が可能という点です。 これにより市場としては自由度が高く、上場基準も一般市場と比べ自由度がある内容となっています。 例えば、上場までの審査期間が通常3期程度要するところ1期でよいということ、四半期決算開示が任意であること、また何よりオーナー経営者が99%株を保有したままであったとしても情報できる、ということなどの特徴があるのです。 これは、オーナー企業にとっては非常にチャレンジしやすい市場となっています。 また、TOKYO PRO Market上場においては、上場審査および上場後のモニタリング機能を果たすJ-Adviserの存在があり、上場前後の企業成長を共にするパートナーを得られることも大きなメリットとなります。 こうした固有の特徴を持ちながらも、東京証券取引所の上場であることは変わりがないので、4桁の証券コードが付与され、上場企業として認識され、信頼性、透明性を獲得することが可能となるのです。 地元において上場企業になることは、その信頼性から資金調達面、また株の取りまとめ等はもちろん、人材獲得においても非常にメリットがあります。 この市場を活用することは、スター企業としての大きな第一歩となり得るのです。 これまで上場を躊躇していた経営者の方、上場を考えたこともなかった経営者の方にも、ぜひ知っていただきたい市場です。 地方創生の救世主として、「TOKYO PRO Market」に上場し、“地元のスター企業”を目指してみませんか?

この記事に関連するタグ

「IPO・J-Adviser・TOKYO PRO Market・人手不足・成長戦略・東京証券取引所・上場」に関連するコラム

注目の株式市場“TOKYO PRO Market(TPM)”に上場し、「地域のスター企業」を目指す

その他

日本M&AセンターがJ-Adviserを担当している株式会社一寸房が、2020年10月28日、株式会社東京証券取引所(以下、東京証券取引所)が運営するTOKYOPROMarket(TPM)へ上場しました。札幌に本社を置く一寸房は、店舗・学校・倉庫などの建築物に関する設計サービスや、これに付随した設計サービスの派遣業務、および測量業務を行っております。東京、ミャンマーにも営業拠点を有し、国内外で日本

東京証券取引所上場インタビュー 株式会社エージェント 代表取締役 四宮 浩二 様

その他
東京証券取引所上場インタビュー 株式会社エージェント 代表取締役 四宮 浩二 様

2020年4月28日に、東京証券取引所(以下「東証」)が運営する株式市場「TOKYOPROMarket」に上場した株式会社エージェント(証券コード:7098、以下「エージェント」)。エージェントは、売上約20億円(上場直前期)で増収増益を続けてきた、総合人材サービス事業を営んでいる企業です。なぜ、上場を目指したのか?どうして、マザーズやJASDAQではなくTOKYOPROMarketを選んだのか?

コロナ禍でも上場申請を選択できる 注目の株式市場“TOKYO PRO Market”とは

その他
コロナ禍でも上場申請を選択できる 注目の株式市場“TOKYO PRO Market”とは

2020年4月28日に、株式会社エージェント(以下、「エージェント」)という会社が「上場企業」の仲間入りを果たしました。上段:日本M&Aセンター、下段:エージェント(中央:四宮社長)注:撮影の直前まで全員マスクを装着しております。本来であれば東京証券取引所(以下、「東証」)で大々的な上場セレモニーが行われるのですが、緊急事態宣言が発令され、東証への入館ができなくなってしまったため、“密”にならない

東証への上場で、地域社会を支える“スター企業”になりませんか?

M&A全般
東証への上場で、地域社会を支える“スター企業”になりませんか?

東証には、東証1部・2部、マザーズ、JASDAQという一般個人投資家が参加できる一般市場のほかに、プロ投資家しか参加できない“TOKYOPROMarket”という株式市場があります。「上場企業になったことで、物件の入札で勝てるようになった」「上場したら、部署を任せられる人材が入社してくれるようになった」「上場してから、銀行からの借り入れがしやすくなった」「上場してるって伝えたら、中国との取引がOK

息子と、家族と、経営の未来を考える一日。 東京証券取引所見学ツアーレポート

その他
息子と、家族と、経営の未来を考える一日。 東京証券取引所見学ツアーレポート

2019年9月17日、東京証券取引所において、「東証見学ツアー」を開催しました。これは、株式上場を活用した成長戦略の勉強会と、取引所内の見学を通して、経営者の皆様に会社の未来を具体的に描いていただくことを目的としたイベントです。今回、集まったのは、地方の企業を含む約20社。この見学ツアー、通常の経営者セミナーとは異なり、社長だけでなく、後継者である息子さんや、共同経営者のご兄弟、経営を支える家族な

中堅中小企業のための“第三の株式市場”をご存知ですか?

その他
中堅中小企業のための“第三の株式市場”をご存知ですか?

先日、ある地方の中堅企業の社長にお会いしてきました。業界では比較的上位にあり、業績も安定している会社です。「竹内さん、ちょっと話を聞いてもらいたい」以前お会いしたときには、何の不安も持っていらっしゃらなさそうだった社長から突然ご連絡をいただいたときには、相談内容に全く見当がつきませんでした。「今年に入ってから、業界全体の雰囲気がおかしい。」「思っていたよりも、流れがガラッと変わってきている。」「ま

コラム内検索

人気コラム

注目のタグ

最新のM&Aニュース