
総合小売業のフジ、持分法適用関連会社のレデイ薬局をツルハHDへ売却
株式会社フジ(8278)は、49%の議決権を有する持分法適用関連会社である株式会社レデイ薬局(愛媛県松山市)の保有株式のすべてを対象として、①レデイ薬局が実施する自己株式取得(以下:本自己株式取得)に伴い同社へ譲渡すること、及び②株式会社ツルハホールディングス(3391、以下:ツルハHD)へ売買契約に基づき譲渡すること(以下:本株式売却)(本自己株式取得に伴う譲渡及び本株式売却を併せて、以下:本譲渡)を決定した。
これにより、特別利益を計上する見込み。なお、本譲渡が実行された場合、レデイ薬局はフジの持分法適用関連会社から除外される。
フジは、総合小売業(食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売)を行っている。
レデイ薬局は、医薬品・健康志向食品・化粧品及び日用雑貨・食品等を販売するドラッグストア及び処方箋調剤を行う調剤薬局、インターネット通信販売の経営を行っている。
ツルハグループは、「ツルハ」をはじめとするドラッグストアの運営を行っている。
背景・目的
フジ、ツルハHD及びレデイ薬局は、2015年に資本業務提携契約を締結し、フジがレデイ薬局の発行済み株式の49%を、ツルハHDが同51%をそれぞれ保有することになり、その後、相互に協力関係を築いてきた。
ツルハHDは、ドラッグ・ストア業界における競争激化が予想される状況において、レデイ薬局の完全子会社化によって、迅速な意思決定や積極的な投資を実現し、同社の企業価値の向上を企図し、フジが保有するレデイ薬局株式のすべてを、レデイ薬局が自己株式取得すること、及びツルハHDがフジから直接買い取ることにより、レデイ薬局をツルハHDの完全子会社化したい旨の意向表明を行った。
フジは、当該提案について、分析・検討を進めた結果、本譲渡により得られる譲渡対価を有効活用し、中期経営計画の遂行や財務体質の強化を図ることが、フジの企業価値向上にとって最善であるとの判断に至った。
なお、本譲渡後も、同じ中四国地区を中心に展開する小売事業者として、フジはレデイ薬局との協力関係を継続していく予定としている。
株式の状況
| 譲渡前の所有株数 | 1,813株(議決権の数:1,813個)(議決権所有割合:49.0%) |
| 譲渡株式数 | 1,813株(議決権の数:1,813個) 内訳 レデイ薬局による本自己株式取得は、1,767株(議決権の数:1,767個) ツルハHDへの本株式売却は46株(議決権の数:46個) |
| 譲渡価額 | 1株の単価は10,755,654円、総額19,500百万円 内訳 レデイ薬局による本自己株式取得は、総額19,005百万円 ツルハHDへの本株式売却は、総額495百万円 |
| 譲渡後の所有株式 | 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%) |
日程
本契約締結日:2025年11月20日
本自己株式取得の実行日(予定):2025年12月22日
本株式譲渡の実行日(予定):2025年12月22日







