
ヤスハラケミカル、MBO実施で非公開化へ
ヤスハラケミカル株式会社(4957)は、マネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表した。
同社の代表取締役社長である安原禎二氏が全株式を所有するYAHO株式会社(広島県府中市)が公開買付け(TOB)により、ヤスハラケミカルの普通株式を取得する。
一連の手続きが完了すれば、ヤスハラケミカル株式は上場廃止となる見通し。
ヤスハラケミカルは、天然物由来のテルペン油を主な原材料として活用し、テルペン化学製品及び機能性コンパウンド事業を展開している。
YAHOは、本公開買付けによるヤスハラケミカル株式の取得及び所有等を目的として設立された。
ヤスハラケミカルの代表取締役社長かつ第二位株主である安原禎二氏が、その発行済株式の全てを所有する株式会社。安原禎二氏が代表取締役を務めている。
目的
従前より直面していた石油系大手企業との競争激化に加え、国際情勢等も不透明さを増しテルペン類の調達環境の変化が激しくなることが予想される中で、中長期的な視点で事業改革を進められる体制を整える狙い。
具体的には、以下のような施策の実行を目指す。
- 最適な調達体制の構築による収益力改善
- 更なる高付加価値製品の創出を目指した新たな研究開発・製造・営業体制の構築
- 成長の加速に向けたグローバル展開への更なる注力
- 自律型人材の育成やダイバーシティ戦略の加速による「人のチカラ」の更なる強化
買付予定の株券等の数
| 株券等の種類 | 買付予定数 | 買付予定数の下限 | 買付予定数の上限 |
|---|---|---|---|
| 普通株式 | 5,900,850(株) | 2,875,600(株) | ―(株) |
買付け等の期間
2025年11月4日(火曜日)から2025年12月16日(火曜日)まで(30営業日)
買付け等の価格
普通株式1株につき、1,380円













