
カインズ、サプライチェーンプラットフォーム事業の大都のグループ化に向け基本合意
株式会社カインズ(埼玉県本庄市)は、資本提携関係にある株式会社大都(大阪府大阪市)の全株式取得に向け、基本合意を締結した。
カインズは、ホームセンターチェーンの経営を行っている。2020年には、建築プロのための会員制卸売店舗「C’z PRO(シーズプロ)」を出店するなど、プロ向けの事業も展開している。
大都は、DIY・工具や資材領域のサプライチェーンプラットフォーム事業を行っている。BtoB(事業者向け)通販サイト「トラノテ」では、建設業など現場で必要な工具や消耗品を400万点以上販売している。
背景・目的
両社は2016年に業務提携、2017年に資本業務提携を締結して以来、共同でのワークショップ開催などを通じて、DIY文化の醸成に取り組んできた。
一方、市場においては、建築などに携わる職人やプロ人材の人手不足が深刻化し、業務効率化が求められている。
プロの「必要な道具や材料を早く、確実に手に入れたい。」というニーズへの対応を始め様々な課題を解決していく上で、同じ志を持つ大都をカインズグループに迎え入れることとなった。
今後は、カインズが持つ250以上の店舗網と、大都が運営するプロ特化EC「トラノテ」が扱う400万点以上のアイテム、両社のサプライヤーネットワークを活用し、それぞれの強みであるリアルとデジタルを融合させたサービスで職人・プロ人材のニーズに応え、プロ市場における唯一無二のビジネスモデルを確立を目指す。
日程
基本合意書締結日:2025年10月21日
株式譲渡契約締結日:2025年11月下旬(予定)
株式譲渡実行日:2025年12月下旬(予定)









