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セントラル硝子、英子会社のApollo Scientificを中国のTitan社に売却

更新日:

セントラル硝子株式会社(4044)は、連結子会社であるApollo Scientific Ltd.(英国、以下:ASL)の全株式を、上海泰坦科技股份有限公司(中国、以下:Titan社)に譲渡すると発表した。

セントラル硝子は、自動車用ガラスや液晶用ガラスなどの製造および販売を手掛けている。

ASLは、有機フッ素製品を中心とする試薬事業を行っている。

Titan社は、試薬、溶媒、機器、消耗品の製造販売、ラボデザイン・工事、ソフトウエア開発を行っている。

背景・目的

セントラル硝子は、欧州の試薬ビジネスを通じたファインケミカル事業の拡大を目的に、2003年よりASLに資本参加、2007年には連結子会社化し、事業加速に向けた取組みを進めてきた。

しかし2019年以降、大手競合の台頭や英国のEU離脱等の影響もあり、同社の業績は近年低迷していた。

収益改善に向け、各種施策を実施してきたが、抜本的に改善を目指す上では、更なる投資が必要になること、また、試薬ビジネスはセントラル硝子の今後の注力領域ではないことから、同社の全株式をTitan社に譲渡することを決定した。

株式の状況

譲渡前の所有株式数 99株(議決権所有割合:100%)
譲渡株式数 99株(議決権所有割合:100%)
譲渡価額 5,756,429£
譲渡後の所有株式数 0株(議決権所有割合:0%)

日程

株式譲渡実行日:2025年10月(予定)

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