会社売却先シミュレーション

住友商事、トラック・バスの製造販売のインドSML Isuzu株式を譲渡へ

更新日:

住友商事株式会社(8053)は、同社が43.96%を保有しているSML Isuzu Limited(インド、以下:SML-I)の株式を、マヒンドラグループの主要企業であるMahindra & Mahindra Limited(インド・ムンバイ、以下:M&M)に譲渡することで合意した。

M&Mは、SML-Iの株式を15%保有するいすゞ自動車株式会社(7202)からも株式譲渡を受けることで合意している。

SML-Iは、インドでトラック・バス(以下:商用車)の製造および販売を行っている。

マヒンドラグループは、インド最大の多国籍企業の一つで、商用車の製造・販売をはじめ、複数の事業領域においてビジネスを展開している。

目的

住友商事は、2024年5月に発表した中期経営計画2026において事業ポートフォリオ変革を掲げており、本案件はその一環。本譲渡は、2025年中に完了予定。

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

住友商事に関連するM&Aニュース

住友商事、SCSKの完全子会社化に向けTOB実施へ

住友商事株式会社(8053)は、SCSK株式会社(9719)の株券等を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。完全子会社であるSCインベストメンツ・マネジメント株式会社(東京都千代田区)を通じて行われる。SCSKは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、SCSK株式は上場廃止となる見通し。住友商事は、全世界に展開するグローバルネットワークとさまざまな産業分野における顧客・パート

住友商事、北米でのメロン生産・販売事業を米Eagle Produceへ売却

住友商事株式会社(8053)は、FyffesInternationalSA(米国、以下:Fyffes)を通じて保有するSOLグループ(米国)を、EagleProduce,LLC(米国アリゾナ州、以下:EagleProduce)に10月10日付で売却した。Fyffesは、欧米で青果の輸入・卸売事業を行っている。SOLグループは、メロンの生産・販売事業を行っている。EagleProduceは、米国のメ

住友商事などの4社、米国航空機リース会社のAir Lease Corporationを買収

住友商事株式会社(8053)は、住友商事が出資する、三井住友ファイナンス&リース株式会社傘下のSMBCAviationCapitalLimited(アイルランドダブリン、以下:SMBCAviationCapital)、ApolloおよびBrookfieldの3社と共に、米国航空機リース会社のAirLeaseCorporationLimited(米国カリフォルニア州、以下:ALC)の全株式を取得する

住友商事グループ、慢性疾患患者向けに在宅医療用品を提供する米国ActivStyle社を買収

住友商事株式会社(8053)は、米州住友商事会社(以下:総称して、住友商事グループ)を通じて、ActivStyle,LLC(米国ミネソタ州、以下:ActivStyle社)を2025年5月に買収し、完全子会社化した。また、それに先立ち2025年4月に、糖尿病患者向けに在宅医療機器・用品、サービスを提供するQuest社(米国フロリダ州)を有するVastMedicalHoldingsの株式を買い増しした

住友商事、ミシュランと共同運営のTBC Corporation傘下のマイダスを売却へ

住友商事株式会社(8053)とミシュラン(フランス)が米国で共同運営するタイヤ流通事業会社のTBCCorporationは、傘下のマイダスを、メイビス(アメリカ)に売却することで合意した。マイダスは、自動車修理・メンテナンス事業を行っている。メイビスは、全米で広くタイヤ小売チェーンを展開している。TBCCorporationは、事業再編を通じたコア事業への経営資源の集中を進めており、本件もその一環

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・クロスボーダーM&A・事業ポートフォリオ」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「株式譲渡・クロスボーダーM&A・事業ポートフォリオ」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード