会社売却先シミュレーション

積水ハウス、Chesmar Groupより戸建住宅及び金融サービス事業会社4社を取得へ

更新日:

積水ハウス株式会社(1928)は、Chesmar Holdings, LLC(アメリカ・テキサス州、Chesmar HD)が買収主体となり、持株会社Chesmar Group, Inc.(アメリカ・テキサス州)より事業会社4社の持分を全て取得することを決定した。取得価額は、約514百万米ドル。

【取得する事業会社】
・Chesmar Homes, LLC(戸建住宅事業)
・Entitled Insurance Agency, Inc.(戸建住宅事業)
・CLM Mortgage, Inc.(金融サービス事業)
・N Title, Inc.(金融サービス事業)

積水ハウスは、戸建住宅事業を中心に、街づくりや開発事業・国際事業など幅広い事業展開を行っている。

Chesmar HDは、戸建住宅販売事業およびその関連事業会社の持分を保有する持株会社。積水ハウスの米国事業統括会社Sekisui House US Holdings, LLC(SHUSH)の子会社として新設された。本件に伴い、積水ハウスの資本金の額 100 分の 10 以上に相当するため、積水ハウスの特定子会社となる。

Chesmar Groupは、戸建住宅販売事業およびその関連事業を営む会社の持分を保有する持株会社。

本件M&Aにより、積水ハウスは、事業展開エリアをテキサス州へ拡大する。また、Chesmar HDに積水ハウステクノロジーを移植し、価値営業の深化、収益力強化・オペレーション効率の改善を図る。

・今後の予定
持分取得実行日(Chesmar Homes及びEntitled Insurance Agency) 2022年7月1日
持分取得実行日(CLM Mortgage及びN Title) 2022年12月30日

戸建住宅建設業界のM&A・事業承継の動向はこちら

積水ハウスに関連するM&Aニュース

積水ハウス、積水ハウスサポートプラスへアフターサービス事業を吸収分割により承継

積水ハウス株式会社(1928)は、2024年11月15日付「当社アフターサービス事業の分社化(会社分割)の方針決定に関するお知らせ」のとおり、アフターサービス事業の分社化(会社分割)に関して、2024年12月2日付で設立した積水ハウス100%出資子会社である積水ハウスサポートプラス株式会社(大阪市北区)との間で吸収分割を行うことを決定した。積水ハウスを分割会社とし、積水ハウスサポートプラスを承継会

積水ハウス、持分法適用関連会社の日本パワーファスニング全株式をマルエヌへ譲渡

積水ハウス株式会社(1928)は、2024年5月1日、持分法適用関連会社である日本パワーファスニング株式会社(5950、以下「JPF社」)について、積水ハウスが保有する株式の全てをマルエヌ株式会社(埼玉県朝霞市、以下「マルエヌ社」)に譲渡する旨を決定し、マルエヌ社との間に株式譲渡契約を締結した。これにより、JPF社は積水ハウスの持分法適用関連会社から除外される見込み。積水ハウスは、戸建住宅事業を出

積水ハウス、オーダーメイド木製家具メーカーのアイダを買収

積水ハウス株式会社(1928)は、オーダーメイド木製家具メーカー「株式会社アイダ」(東京都港区)の普通株式を2023年12月25日付で全株取得した。積水ハウスは、戸建住宅事業、賃貸住宅事業、建築・土木事業、リフォーム事業、不動産フィー事業、分譲住宅事業、マンション事業、都市再開発事業、国際事業などを行う。アイダは、無垢木材を使用した家具・小物類の企画、製造、販売、アフターメンテナンスを行う。積水ハ

積水ハウス、積水ハウス建設グループの組織再編へ

積水ハウス株式会社(1928)は、積水ハウス建設グループの中間持株会社体制への移行に伴う分割準備会社の設立を決定した。積水ハウス建設グループを傘下に収める中間持株会社となる積水ハウス建設ホールディングス株式会社(積水ハウス100%出資、以下分割準備会社)を設立し、積水ハウス建設事業本部が管轄する事業を分割準備会社に承継する組織再編。積水ハウスを分割会社とし、分割準備会社を承継会社とする吸収分割方式

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(本記事は2022年12月に執筆されました。内容は当時の情報です。)(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「株式譲渡・子会社」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード