会社売却先シミュレーション

ミネベアミツミ(6479)、アナログ半導体製品メーカーのエイブリックの全株式取得、子会社化

更新日:

ミネベアミツミ株式会社(6479)は、エイブリック株式会社(千葉県千葉市)の全株式を取得し、子会社化することについて決定し、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区)及びセイコーインスツル株式会社(千葉県千葉市)と本株式取得に係る株式譲渡契約の締結を決定した。

ミネベアミツミは、ベアリングなどの機械加工品事業、電子デバイス、小型モーターなどの電子機器事業、自動車部品・産業機械・住宅機器事業を展開。保有する超精密加工技術や大量生産技術等を活かして、且つ簡単に無くならない製品をコア事業「8本槍」として位置付けている。アナログ半導体はこの8本槍の一つとしており、フォーカスする事業エリアであるIoTの出入口の重要部品でもあることから、製品ポートフォリオの充実と新たなアプリケーション市場への参入を通して更なる事業拡大を志向している。

エイブリックは、アナログICを中心に低消費電流、低電圧動作、超小型パッケージ技術を活かした特徴のある製品群を有する半導体メーカー。

本件M&Aにより、ミネベアミツミは、産業・住設機器市場向けに加えて医療機器向けの高付加価値製品の拡販、カーインフォテインメント市場でのシェア拡大への取り組みを一層強化し、半導体事業の規模拡大とアナログ半導体市場での地位向上により、日本の半導体産業の再成長を図っていく。

●今後のスケジュール
株式取得の実行日 2020年7月頃

業務用・産業用機械製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ミネベアミツミに関連するM&Aニュース

サンワテクノス、ワイヤーハーネス製造・販売の英HTK Europe Limitedを子会社化

サンワテクノス株式会社(8137)は、ミネベアミツミ株式会社(6479)の100%子会社である本多通信工業株式会社(東京都港区)から、HTKEuropeLimited(イギリス)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。サンワテクノスは、産業用エレクトロニクス・メカトロニクス関連の装置・機器・部品の販売等を行っている。HTKEuropeLimitedは、コネクタの輸入及び販売、ワイヤーハーネス

ミネベアミツミが芝浦電子へTOB、台湾ヤゲオの買収案に対抗へ

ミネベアミツミ株式会社(6479)は、株式会社芝浦電子(6957)の株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。芝浦電子に「同意なきTOB」を提案した、台湾の電子部品YAGEO(ヤゲオ)に対し「ホワイトナイト」として対抗するもの。芝浦電子は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、芝浦電子は上場廃止となる見通し。ミネベアミツミは、ベアリングなどの機械加工品事業、電子デバイス、半導体

ミネベアミツミ子会社のエイブリック、ソシオネクストからメディカル関連事業を譲受け

ミネベアミツミ株式会社(6479)の連結子会社であるエイブリック株式会社(東京都港区)は、株式会社ソシオネクスト(6526)から、ソシオネクストが運営するメディカル関連事業(以下:本対象事業)を譲受することを決定し事業譲渡契約を締結した。エイブリックは、アナログ半導体製品の設計、開発、製造および販売を行っている。ソシオネクストは、SoC及びこれを核とするソリューション/サービスの設計、開発、及び販

ミネベアミツミ子会社、オーストリアRO-RA Aviation Systems GmbHを買収

ミネベアミツミ株式会社(6479)の子会社であるNMB-MinebeaUKLtd.(イングランド、以下「NMBUK」)は、2023年12月19日(オーストリア現地時間)、RO-RAAviationSystemsGmbH(オーストリア、以下「RORA」)の株式取得に係る株式譲渡契約を締結することを決定し、同契約を締結した。NMBUKは、ロッドエンド&スフェリカル・ベアリング製品の設計・製造・販売を行

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(本記事は2022年12月に執筆されました。内容は当時の情報です。)(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

「株式譲渡・子会社」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード