M&Aニュース

積水ハウス(1928)、米国西部の大手ホームビルダーであるウッドサイド・ホームズ社を完全子会社化

更新日:

積水ハウス(1928)は、子会社SH Residential Holdings,LLC(米国カリフォルニア州、SHレジデンシャルHD社)を通じて、米国のWoodside Homes Company,LLC(米国ユタ州、ウッドサイド・ホームズ社)の持分の全てを取得し完全子会社化することを決定した。SHレジデンシャルHD社の完全子会社と合併させるスキームによる。取得価額は約533億円(フィー込)。

また、積水ハウスの完全子会社であるNORTH AMERICA SEKISUI HOUSE,LLC(ノースアメリカセキスイハウス社)を、SHレジデンシャルHD社の親会社であるセキスイハウスUSHD社(ヴァージニア州)の完全子会社とする再編を行うことを決定した。

積水ハウスは、米国において、主要都市郊外での宅地販売事業や西海岸を中心とした都市部での賃貸住宅の開発、運営、物件売却などを行っており、より本格的な展開を検討していた。

米国の住宅市場では、郊外における戸建住宅の需要増加が見込まれているほか、積水ハウスが主力とする環境配慮型住宅に対する関心・支持が急速に高まっている。

ウッドサイド・ホームズ社は、米国西部地域を中心に住宅販売事業を展開しており、同地域における大手ホームビルダーの1社。

本件M&Aにより、積水ハウスは、ウッドサイド・ホームズ社の有する幅広い商品ラインナップを獲得するとともに、両社の有する経験とノウハウを相互に活用することで、米国における事業拡大を図る。

●今後のスケジュール
契約締結日 平成29年2月23日
現物出資日 平成29年2月23日
増資日 平成29年2月28日
合併実行日 平成29年3月1日

戸建住宅建設業界のM&A・事業承継の動向はこちら

戸建住宅建設業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、戸建住宅建設業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

積水ハウスに関連するM&Aニュース

積水ハウス、オーダーメイド木製家具メーカーのアイダを買収

積水ハウス株式会社(1928)は、オーダーメイド木製家具メーカー「株式会社アイダ」(東京都港区)の普通株式を2023年12月25日付で全株取得した。積水ハウスは、戸建住宅事業、賃貸住宅事業、建築・土木事業、リフォーム事業、不動産フィー事業、分譲住宅事業、マンション事業、都市再開発事業、国際事業などを行う。アイダは、無垢木材を使用した家具・小物類の企画、製造、販売、アフターメンテナンスを行う。積水ハ

積水ハウス、積水ハウス建設グループの組織再編へ

積水ハウス株式会社(1928)は、積水ハウス建設グループの中間持株会社体制への移行に伴う分割準備会社の設立を決定した。積水ハウス建設グループを傘下に収める中間持株会社となる積水ハウス建設ホールディングス株式会社(積水ハウス100%出資、以下分割準備会社)を設立し、積水ハウス建設事業本部が管轄する事業を分割準備会社に承継する組織再編。積水ハウスを分割会社とし、分割準備会社を承継会社とする吸収分割方式

積水ハウス、岐阜造園を持分法適用関連会社へ

積水ハウス株式会社(1928)は、株式会社岐阜造園(1438)の株式を取得する旨の契約を締結した。なお、株式取得後、岐阜造園は積水ハウスの持分法適用関連会社となる予定。積水ハウスは、戸建住宅事業を中心に、街づくりや開発事業・国際事業など幅広い事業展開を行っている。岐阜造園とは、2020年5月の業務提携および同年6月の資本提携以降、相互の知見・技術力を活かし、大規模分譲地、都市再開発、大規模プロジェ

積水ハウス、Chesmar Groupより戸建住宅及び金融サービス事業会社4社を取得へ

積水ハウス株式会社(1928)は、ChesmarHoldings,LLC(アメリカ・テキサス州、ChesmarHD)が買収主体となり、持株会社ChesmarGroup,Inc.(アメリカ・テキサス州)より事業会社4社の持分を全て取得することを決定した。取得価額は、約514百万米ドル。【取得する事業会社】・ChesmarHomes,LLC(戸建住宅事業)・EntitledInsuranceAgenc

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

中堅・中小企業のM&Aで、最も多く用いられるスキームが株式譲渡です。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続きの流れ、税金についてM&Aに精通した税理士がご紹介します。日本M&Aセンターは株式譲渡をはじめ、様々なスキームのM&Aを経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお尋ねください。M&A・組織再編に関するご相談はこちらから株式譲渡とは株式譲渡は、譲渡対象企

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

海外M&A
インドネシアM&AにおけるPMIのポイント

本記事では、クロスボーダーM&Aで最も重要であるPMIについて、インドネシアの場合を用いてお話しします。(本記事は、2022年に公開した記事を再構成しています)M&Aのゴールは“成約”ではありません。投資側の日本企業と投資を受ける海外の現地企業両社が、思い描く成長を共に実現できた時がM&Aのゴールです。特にインドネシア企業とのM&Aは、他のASEAN諸国と比較しても難易度は高く、成約に至ってもそれ

海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

海外M&A
海外M&Aとは?目的やメリット・デメリット、日本企業による事例まで解説

近年アジアなど成長著しい市場をターゲットに、海外M&Aを検討する中堅・中小企業は増えております。しかし、海外M&Aでは日本国内で実施するM&A以上にノウハウが不足していることが多く、海外M&Aを実施するハードルが高いと言わざるを得ません。そこで本記事では、日本M&Aセンター海外事業部の今までの経験を踏まえて、海外M&Aの内容や実施される目的、またメリットや注意点・リスクなどさまざまなポイントについ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年2月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728

月別M&Aニュース

注目ニュースワード