
資産運用のスパークス・グループ、澤藤電機の完全子会社化に向けTOB実施へ
資産運用のスパークス・グループ株式会社(8739)は、同社が無限責任組合員を務める日本モノづくり未来投資事業有限責任組合(日本モノづくり未来ファンド)の傘下であるARTS-4株式会社(東京都港区)を通じて、澤藤電機株式会社(6901)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
澤藤電機は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、澤藤電機株式は上場廃止となる見通し。
澤藤電機は、 自動車(主にトラック・バスなどの商用車)用電装品(スタータ・オルタネータ・ECU等)、ポータブル発電機、小型電気冷蔵庫(車両・船舶用)等の開発・製造・販売、また、新製品・新技術として商用車向けHV/EVモータなど持続可能な社会に向けた新製品・新技術の開発を行っている。
背景・目的
澤藤電機の既存の大手取引先である自動車業界は、百年に一度といわれる大変革期にある。
スパークス・グループは、世界的な脱炭素化の流れや、CASE(コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化)時代においてOEMをピラミッドの頂点とした自動車ビジネスが変化する中で、澤藤電機がその変化に対応するためには、生産性の向上や、新たな技術力・人財獲得等による各事業の事業競争力強化を速やかに実行することが肝要であるとの考えに至った。
澤藤電機を完全子会社化することにより、澤藤電機の経営上の課題や経営リソースが不足している領域を中心に、スパークス・グループの投資先ネットワーク及び投資実績に基づく知見を最大限活用することで、企業価値向上を図る。
具体的には、製造現場の生産性向上のための支援や、間接業務の効率化、DXの推進、今後の成長に必要な人財確保や資金調達などとしている。
買付予定の株券等の数
| 株券等の種類 | 買付予定数 | 買付予定数の下限 | 買付予定数の上限 |
|---|---|---|---|
| 普通株式 | 3,007,835株 | 1,569,600株 | ― 株 |
買付け等の期間
2025年12月22日(月曜日)から2026年2月9日(月曜日)まで(30営業日)
買付け等の価格
普通株式1株につき、1,303円








