
大阪ガス子会社のKRI、リチウムイオン電池の試作・開発のエナックスを買収
大阪ガス株式会社(9532)の100%子会社である株式会社KRI(京都府京都市)は、エナックス株式会社(東京都文京区)の株式を取得する旨の契約を、主要株主である大和PIパートナーズ株式会社(東京都千代田区)が管理運営する投資事業組合と締結した。
KRIは、材料分野、エネルギー・環境分野を中心とする研究開発の受託、分析及び試験評価等を行っている。
エナックスは、リチウムイオン電池(LIB)の試作・開発を手掛けている。蓄電池の商品開発段階におけるLIBの大規模試作およびLIBを搭載した電池パック・システム開発に強みをもつ。
背景・目的
KRIは、成長市場である蓄電池に関する受託研究開発事業のバリューチェーン強化に取り組んでいる。
本件M&Aにより、KRIの強みである研究開発や評価技術、劣化診断などの電池運用管理サポート技術と、2024年2月に株式取得したエス・イー・アイ株式会社(三重県津市)の強みである小規模試作技術に加え、エナックスの大規模試作技術と電池パック・システム開発技術が拡充される。
蓄電池受託研究開発を自社グループ内にてワンストップで対応可能となり、蓄電池に関する受託研究開発事業における領域の拡大を図る。








