
マネーフォワード、傘下のアウトルックコンサルティングの完全子会社化に向けTOB実施へ
株式会社マネーフォワード(3994)は、子会社であるマネーフォワードクラウド経営管理コンサルティング株式会社(東京都千代田区)を通じて、アウトルックコンサルティング株式会社(5596)の株券等を公開買付け(TOB)により取得し、完全子会社化することを決定した。
アウトルックコンサルティングは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、アウトルックコンサルティング株式は上場廃止となる見通し。
マネーフォワードグループは、法人向けサービスを提供するMoney Forward Businessドメイン、個人向けサービスMoney Forward Homeドメイン、金融機関の顧客向けにサービス開発を行うMoney Forward Xドメイン、金融ソリューションの開発を行うMoney Forward Financeドメインの4つのドメインにおいて、事業を運営している。
アウトルックコンサルティングは、企業の予算管理・予算編成・経費予算管理などの管理会計・経営管理を高度化・効率化するための独自開発のクラウド対応型経営管理システム「Sactona」の開発・販売・導入・保守・インフラストラクチャーの提供を行っている。
背景・目的
マネーフォワードは、2024年12月にTOBにより、アウトルックコンサルティングを子会社化した。上場を維持することで、役員・従業員のモチベーションの維持につなげ、企業価値を向上を図っていた。
しかしながら、既存の取組みを継続するだけでは、マネーフォワードグループが展開するバックオフィス向けの複数のクラウドサービスに係る経営資源と、アウトルックコンサルティングの主要製品である経営管理システム「Sactona」の事業基盤・顧客基盤を組み合わせることによる経営管理コンサルティング領域の強化という目的が十分に達成できていない状況にあり、同社株式の上場を維持したままでは、企業価値の更なる向上は困難であると判断した。
同社を完全子会社とすることで、資本関係を強化し、一体化経営を行うことにより、マネーフォワードグループの経営資源を機動的かつ効果的に投入・統合し、経営管理コンサルティング領域の競争力の強化を図る。
買付予定の株券等の数
| 株券等の種類 | 買付予定数 | 買付予定数の下限 | 買付予定数の上限 |
|---|---|---|---|
| 普通株式 | 1,011,249株 | -株 | -株 |
買付け等の期間
2025年11月13日(木曜日)から2025年12月25日(木曜日)まで(30営業日)
買付け等の価格
①普通株式1株につき、1,800円
②第1回新株予約権1個につき、210円
③第2回新株予約権1個につき、1円
買付代金
1,820百万円
(注)買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(1,011,249株)に本公開買付価格(1,800円)を乗じた金額。








