
ニチレイロジグループ本社、マレーシアの低温物流事業ICCL Groupを買収
株式会社ニチレイ(2871)の子会社である株式会社ニチレイロジグループ本社(東京都千代田区)は、2025年9月26日、ICCL Group(マレーシア)の発行済み株式をニチレイロジグループが取得する株式譲渡契約を締結した。
手続き完了は2025年12月頃を予定しており、完了後はICCL Groupがニチレイロジグループの一員に加わる予定。
ニチレイは、加工食品事業、低温物流事業、水産事業、畜産事業、バイオサイエンス事業、不動産事業を展開している。
ニチレイロジグループ本社は、低温物流サービスを提供しており、輸配送、地域保管、物流コンサルティング(3PL)、海外事業、エンジニアリング事業を展開している。
ICCL Groupは、Integrated Cold Chain Logistics Sdn. Bhd.、Kris Bayu Sdn. Bhd.、ICCL Distribution Sdn. Bhd.の3社。
マレーシア第2の都市ペナン州に多温度帯の対応が可能な自社倉庫や、冷凍トラック・トレーラーといった自社車両を有しており、同州を拠点に国内及び周辺国におけるコールドチェーン物流を展開している。
背景・目的
ニチレイは、2018年にマレーシアに進出し、同国内において保管・運送一貫サービスの提供に注力してきた。
本件M&Aを通じて、マレーシア国内での事業拡大を推進する。
加えて、ICCL Groupが持つクロスボーダー輸送機能を活用し、ニチレイが進出しているタイやベトナム拠点との連携による機能強化を図り、ASEANにおけるグループのプレゼンス向上を目指す。







