
ユニチカ、紡糸ノズル製造販売の子会社をセーレンに売却へ
ユニチカ株式会社(3103)は、連結子会社である株式会社上條精機(京都府宇治市)と同社が営む事業について、セーレン株式会社(3569)との間で株式譲渡契約を締結することを決定した。
ユニチカは、2024年11月28日付で「株式会社地域経済活性化支援機構による再生支援決定、第三者割当によるC種種類株式の発行、定款の一部変更、自己株式の取得及び自己株式の消却、資本金及び資本準備金の額の減少、並びに親会社及び主要株主である筆頭株主異動等に関するお知らせ」を公表している。構造改革の対象となる事業については、他社への事業譲渡や生産移管等に向けて、当該事業の特性等を考慮しながら複数の相手先との協議を進めており、本件もその施策の一部にあたる。
ユニチカは、高分子事業・機能資材事業・繊維事業を行っている。
上條精機は、合繊紡糸用口金、アルミパッキン、金網ストレーナ、クロマトグラフ部品、その他機械部品の製造及び販売を行っている。
セーレンは、総合繊維業を行っている。
目的
セーレンは、合成繊維の製造、加工及び販売等事業でも高機能原糸を手掛けており、上條精機の強みである紡糸ノズルの製造技術やパッキン、ストレーナの製造技術を組み合わせることで更なる付加価値の高い原糸開発に貢献できる可能性があると判断した。
また当該事業に関し、株式譲渡を前提として雇用も含め全体での承継を前提とした内容であることなどを総合的に勘案し、同社への事業譲渡が最適との決定に至った。
株式の状況
| 異動前の所有株式数 | 48,000株(議決権の数:480個)(議決権所有割合:100%) |
| 譲渡株式数 | 48,000株 |
| 譲渡価額 | 非公表 |
| 異動後の所有株式数 | 0株 |
日程
株式譲渡実行日:2026年1月1日(予定)







