会社売却先シミュレーション

東京ガス、業務用ビル向けの中央監視システムBAS設計のトラストエンジを買収

更新日:

東京ガス株式会社(9531)は、株式会社トラストエンジ(東京都豊島区)の発行済み株式の100%を取得し、子会社化した。

東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。

トラストエンジは、業務用ビル向け中央監視システム(ビルオートメーションシステム、以下:BAS)の設計から導入、保守を手掛ける計装工事会社。技術力、ノウハウを強みに、Joyシリーズ(以下:Joy)を活用したBASを数多くの業務用ビルに導入していきてる。

目的

東京ガスは、現場業務の効率化を行うソフトウェアであるJoyの開発・販売を通し、幅広い業種の顧客の生産性向上に貢献してきた。

Joyの活用により、特定のメーカーに依存しないオープンシステムとすることで、低ライフサイクルコスト、高い柔軟性を実現し、顧客の課題を解決している。

本件M&Aにより、東京ガスの強みである顧客との接点、信頼関係を活かしながら、Joyのソフトウェア開発からBASの導入・保守に至るまでをワンストップで提供し、これまで以上に顧客のビル管理を支援していく。

なお、Joyを活用したBASは、東京ガスの事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」として提供していく。

電気・ガス・水道業界のM&A・事業承継の動向はこちら

東京瓦斯に関連するM&Aニュース

東京ガス、米のガス開発・生産事業のTGNR TVLを同国Grayrock Energy Ⅳへ売却

東京瓦斯株式会社(9531、以下:東京ガス)は、100%出資子会社東京ガスアメリカ社が出資するTGNaturalResourcesLLC(米国テキサス州、以下:TGNR)が、その子会社であるTGNRTVLLLC(米国テキサス州、以下:TVL)の全持分をGrayrockEnergyⅣ,LLC(米国テキサス州、以下:Grayrock)へ譲渡することを決定した。TVLは、ルイジアナ州におけるヘインズビル

東京ガス、住宅設備機器の卸売会社のヨコヤマを買収

東京ガス株式会社(9531)は、株式会社ヨコヤマ(東京都品川区)の全株式を取得し、子会社化した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。ヨコヤマは、住宅設備機器の卸売・住宅設備機器の施工を行っている。在庫保有・自社配送の機能を備えている。目的本件M&Aは、ソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」の家庭向けソリューション拡大策

東京ガス、フィンランドのPuhuri Oyから陸上風力発電事業を買収

東京ガス株式会社(9531)は、100%出資子会社のTGノルディック社とデンマークのイービー社で共同出資するトービー・リニューアブルズ社(デンマーク)を通じて、PuhuriOy(フィンランド)より陸上風力発電事業(以下:本事業)を取得し、本事業に参画した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。トービー・リニューアブルズ社は、デンマークを含む北欧

東京ガス、袖ケ浦発電所における発電事業を東京ガスコルザパワーに承継

東京瓦斯株式会社(9531、以下:東京ガス)は、東京ガスが営む袖ケ浦発電所における発電事業(以下:本事業)に関わる資産及び本事業に関する権利義務を会社分割によって、完全子会社である株式会社東京ガスコルザパワー(東京都港区、以下:コルザパワー)に承継させることを決定し、同社との間で吸収分割契約を締結した。東京ガスを分割会社とし、コルザパワーを承継会社とする吸収分割方式。東京ガスは、都市ガス事業の最大

東京ガス、浮体式LNG基地の所有・運営会社であるフィリピンのエフジェンLNG社株式20%取得

東京ガス株式会社(9531)は、エフジェンエルエヌジーコーポレーション(フィリピン、以下:エフジェンLNG社)の株式20%を取得し、同社の株主になったことを発表した。東京ガスは、都市ガス事業の最大手。首都圏中心に都市ガスの製造・供給および販売を手掛けている。エフジェンLNG社は、液化天然ガス(LNG)の受け入れ、貯蔵、再ガス化のためのターミナル事業を行っている。背景・目的東京ガスは、これまでエフジ

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

M&A全般
個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

経営者の高齢化や後継者不足といった社会背景を受け、近年では中小企業の事業承継が深刻な課題となっています。その中で注目されている個人でのM&Aは、従来の起業と比較して、初期投資や事業リスクを抑えて独立を実現できる点が特徴です。一方で、契約関係のリスクや従業員・取引先との関係構築といった課題も伴うため、適切な知識とサポートが求められます。本記事では、個人M&Aが注目される背景から、具体的なメリット・デ

M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&A全般
M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&Aは、企業成長や事業承継の有効な手段として注目されていますが、買い手・売り手それぞれにメリットとデメリットがあります。本記事では、M&Aの買い手・売り手双方の視点から、そのメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、M&Aが従業員や取引先、地域社会に与える影響と適切な対策についても触れ、M&Aを検討している経営者の方々が失敗を避けるための実践的な情

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード