
サワイグループHD、住友ファーマからFrontActを買収へ
サワイグループホールディングス株式会社(4887)は、FrontAct株式会社(東京都中央区、以下:FrontAct社)の全株式を取得し子会社化することについて、住友ファーマ株式会社(4506)と合意した。
サワイグループは、ジェネリック医薬品を中心とした医療用医薬品の製造販売を展開する。
FrontAct社は、医療・介護・福祉・健康・生活等に関する製品、ソフトウェアおよびシステムの研究、開発、製造、販売、貸与および輸出等を行っている。
目的
サワイグループは、主力のジェネリック医薬品事業に加え、中長期でのさらなる持続的な成長を目指し、デジタルヘルスケアなどの新規事業に取り組んでいる。
FrontAct社は、ヘルスケアに関する種々の課題に対して、デジタル技術を用いた新たなソリューションを提供しており、生体信号処理技術(※1)と疾患予測アルゴリズム(※2)を用いた事業開発に強みを有している。
サワイグループは、本件M&A通じて、デジタルヘルスケア事業にFrontAct社を加えることにより、製品ラインナップの拡大とともに専門人材やノウハウを獲得して、事業基盤の強化を図る。
株式の状況
| 異動前の所有株式数 | 0株 |
| 取得株式数 | 219,900株(議決権の数:219,900個) |
| 取得価額 | 取引先との契約上の機密事項であるため非開示 |
| 異動後の所有株式数 | 219,900株(議決権の数:219,900個)(議決権所有割合:100%) |
日程
株式譲渡実行日:2025年6月30日(予定)
(※1)生体信号処理技術:人間の体内で発生する信号を検出、分析、解釈する技術のこと。脳波、心拍数、筋肉電位などが生体信号に挙げられる。
(※2)疾患予測アルゴリズム:バイタルデータ、症状、既往歴、性別、年齢、発症時間、環境要因などから特定疾患のリスクを機械学習モデルにより予測するプログラムのこと。








