株価算定シミュレーション

宝ホールディングス、フィンランドの食品卸売会社など買収

更新日:

宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(京都市下京区)は、①Mutual Trading Co., Inc.(米国、以下:ミューチャルトレーディング社)による株式会社築地太田(東京都江東区)およびオータフーズマーケット株式会社(東京都江東区)の発行済株式の100%取得、②Tazaki Foods Ltd.(英国、以下:タザキフーズ社)の100%親会社であるT.Tazaki&Company Ltd.(英国、以下:T.タザキ社)によるAgrica Ab(フィンランド、以下:アグリカ社)の発行済株式の100%取得を決定し、株式取得を完了したことを発表した。

宝酒造インターナショナルは、グループ会社管理、酒類・調味料の輸出販売等を行っている。
ミューチャルトレーディング社は、 酒類、食品、調味料等の輸入・卸売業を行っている。
築地太田は、東京都豊洲市場内の鮮魚仲卸を行っている。
オータフーズマーケットは、築地太田の輸出業務を担っている。

T.タザキ社傘下のタザキフーズ社は、酒類、食品、調味料等の輸入・卸売業を行っている。
アグリカ社は、食品卸売業を行っている。

目的

宝酒造インターナショナルグループでは、北米、欧州での日本食材卸の拠点拡大を推進する中、本件M&Aにより、北米、欧州での日本食材卸ネットワークの強化を図る。

① 株式の状況(ミューチャルトレーディング社)

  • ミューチャルトレーディング社による築地太田、オータフーズマーケット社株式取得
異動前の所有株式数 0株(議決権所有割合:0%)
取得株式数 築地太田 400株(議決権所有割合:100%)
オータフーズマーケット社 800株(議決権所有割合:100%)
取得価額 相手先との守秘義務に基づき非開示
異動後の所有持分 築地太田 400株(議決権所有割合:100%)
オータフーズマーケット社 800株(議決権所有割合:100%)

② 株式の状況(T.タザキ社)

  • T.タザキ社によるアグリカ社株式取得
項目 概要
異動前の所有株式数 0株(議決権所有割合:0%)
取得株式数 15,000株(議決権所有割合:100%)
異動後の所有持分 15,000株(議決権所有割合:100%)

食品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

宝ホールディングスに関連するM&Aニュース

宝ホールディングス、ドイツの食材卸カーゲラー社を買収

宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(京都市下京区)では、ドイツ・ミュンヘン近郊で食材卸売業を行うKagerer&Co.GmbH(ドイツ・ミュンヘン近郊、以下:カーゲラー社)の出資持分90%の取得を決議した。宝酒造インターナショナルは、グループ会社管理、酒類・調味料の輸出販売等を行っている。カーゲラー社は、魚介類および日本・アジア食材・調味料の輸入・

宝酒造インターナショナル、米・日本食材卸Minamoto Wholesaleを買収

宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(京都府京都市)は、MutualTradingCo.,Inc.(米国カリフォルニア州、以下ミューチャルトレーディング社)によるMinamotoWholesaleLimited,LLC(米国テキサス州、以下ミナモトホールセール社)の全持分の取得完了を発表した。ミューチャルトレーディング社は、ミナモトホールセール社の全

宝酒造インターナショナル、カナダのオンタリオ社を連結子会社化

宝酒造インターナショナル株式会社(京都府京都市)は、2023年5月8日付で、カナダで清酒等の製造・販売を行う2241559OntarioLimited(カナダオンタリオ州トロント市、以下オンタリオ社)の発行済株式のうち80%を取得し、連結子会社化した。宝酒造インターナショナルは、海外酒類事業、海外日本食材卸事業を行っている。宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社。オンタリオ社は、清酒および

宝酒造インターナショナル、米国のヤマショウ社とケーシートレーディング社の全株式取得

宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(京都府京都市)は、米国で日本食材卸事業を行うMutualTradingCo.,Inc.(米国カリフォルニア州、以下ミューチャルトレーディング社)を通じYamasho,Inc.(米国イリノイ州、以下ヤマショウ社)およびKarolina,Inc.(米国フロリダ州、以下ケーシートレーディング社)の発行済全株式の取得した

宝HD、子会社を通じてAmador y Aranda及びNippon Food Supplies Companyを子会社化

宝ホールディングス株式会社(2531)の子会社である宝酒造インターナショナル株式会社(京都市下京区)は、CominportDistribuciónS.L.(スペイン・マドリード、コミンポート)によるAmadoryArandaS.L.(スペイン・マラガ、アマラン)の発行済株式の全てを取得することを決定した。また、NipponFoodSuppliesCompanyPtyLtd(オーストラリア・シドニー

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード