株価算定シミュレーション

神戸製鋼所、自動車用アルミパネルに関する合弁会社を中国で設立へ

更新日:

株式会社神戸製鋼所(5406)は、100%出資の神鋼汽車鋁材(天津)有限公司(中国天津市)と、宝武鋁業科技有限公司(中国河南省、以下「宝武アルミ」)のアルミパネル用連続熱処理及び精整工程を統合した合弁会社設立について、合弁契約書を締結したと発表した。

宝武アルミは、中国鉄鋼業最大手の中国宝武鋼鉄集団有限公司(中国、以下「宝武集団」)が過半出資している企業。

今回、神戸製鋼所、宝武アルミに加え、宝武集団傘下の宝山鋼鉄股份有限公司(以下、宝鋼)の3社にて正式合意に至った。

目的

中国での自動車用アルミパネルの事業拡大・自動車メーカーのCO2低減ニーズへの対応を目的としている。

合弁会社の概要

会社名:宝鋼神鋼汽車鋁板(上海)有限公司 ※仮称

出資比率:神戸製鋼所(中国統括会社である神鋼投資有限公司を通じて)50%、宝鋼と宝武アルミの合計で50%

資本金 :約9億人民元(約180億円)

登録地 :中国 上海市

製造拠点:三門峡(中国・河南省)・天津の2拠点

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

神戸製鋼所に関連するM&Aニュース

神戸製鋼、日本高周波鋼業を大同特殊鋼に売却

株式会社神戸製鋼所(5406)は、日本高周波鋼業株式会社(5476)の普通株式の全部を、大同特殊鋼株式会社(5471)に譲渡することを決定した。神戸製鋼所は、鉄鋼・非鉄金属及びその合金の製造販売、鋳鉄品・鋳鍛鋼品及び非鉄合金の鋳鍛造品の製造販売、電気供給事業等を行っている。日本高周波鋼業は、工具鋼、特殊合金、軸受鋼製品の製造販売等を行っている。大同特殊鋼は、特殊鋼専業メーカーで、主に自動車、産業機

神戸製鋼所、子会社のジャパン スーパーコンダクタ テクノロジーの全保有株式を日本電子に譲渡

株式会社神戸製鋼所(5406)は、子会社であるジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社(兵庫県神戸市、以下:JASTEC)において、神戸製鋼所が保有する株式の全てを日本電子株式会社(6951)に譲渡することで合意した。JASTECは、超電導線材及び超電導マグネットの製造、販売を行っている。日本電子は、理科学計測機器、半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造・販売・開発研究、および附帯事業を行

神戸製鋼所、持分法適用関連会社の関西熱化学の出資持分を追加取得・子会社化へ

株式会社神戸製鋼所(5406)は、持分法適用関連会社である関西熱化学株式会社(兵庫県尼崎市)の出資持分を追加取得し、連結子会社化することについて決定した。神戸製鋼所は、鉄鋼、溶接、アルミ・銅などの「素材系事業」、産業機械、エンジニアリングなどの「機械系事業」、「電力事業」を事業の3本柱とした複合経営を展開している。関西熱化学は、製鉄用コークスの製造販売、ガス、コールタールなどの化成品の製造販売等を

神戸製鋼所、子会社の神鋼スラグ製品を吸収合併へ

株式会社神戸製鋼所(5406)は、完全子会社である神鋼スラグ製品株式会社(兵庫県神戸市)の吸収合併を決定した。神戸製鋼所を存続会社とし、神鋼スラグ製品を消滅会社とする吸収合併方式。神戸製鋼所は、鉄鋼・非鉄金属製品等の製造販売、鋳鉄品・鋳鍛鋼品および非鉄合金の鋳鍛鋼品の製造販売、電気供給事業等を行っている。神鋼スラグ製品は、鉄鋼スラグ製品の営業活動・販売実務の代行、鉄鋼副生品販売、産廃処理処分事務代

神戸製鋼所(5406)、鋼製透過型砂防堰堤事業とフレア護岸事業を事業譲渡

神戸製鋼所(5406)は、鋼製透過型砂防堰堤事業およびこれに付帯する砂防鋼構造物事業およびフレア護岸事業について、それぞれ日鉄建材株式会社(東京都千代田区)、ケイコン株式会社(京都府京都市)へ事業譲渡することを決定した。日鉄建材は、鋼製砂防堰堤事業分野における営業や製造のノウハウを有し、防災・減災分野の取り組み強化を掲げている。ケイコンは、フレア護岸事業は、コンクリート二次製品の開発および設計・製

この記事に関連するタグ

「合弁企業の設立・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

合弁会社とは?メリットや設立までの流れをわかりやすく解説

経営・ビジネス
合弁会社とは?メリットや設立までの流れをわかりやすく解説

合弁会社は、異なる企業が共同で出資し、新たな法人を設立する形態です。このモデルは、リスクの分散や市場への迅速な参入を可能にし、特に国際的なビジネス展開において重要な役割を果たします。本記事では、合弁会社のメリットや課題を探り、企業がどのようにして競争力を高めるかを考察します。この記事のポイント合弁会社は、複数の企業が資金や技術を共有し新規事業や海外進出を目指す手段である。一般的に株式会社や合同会社

クロスボーダーM&Aとは?手法やメリット・デメリット、流れを具体的に解説

海外M&A
クロスボーダーM&Aとは?手法やメリット・デメリット、流れを具体的に解説

新しい市場への進出や事業の拡大を目指し、多くの企業がクロスボーダーM&A(海外M&A)に取り組んでいます。クロスボーダーM&A活況の流れは、近年中堅・中小企業にも幅広く及んでおり、新たな市場を目指してあらゆる企業がチャレンジしています。特にASEAN地域の企業とのM&Aの増加傾向は顕著です。しかし、海外とのM&Aについては経験やノウハウが少ない、あるいは全くない企業が大多数であるのが実態です。そこ

インドネシア アンボン島出張記

海外M&A
インドネシア アンボン島出張記

皆さん、こんにちは。インドネシア駐在員事務所の河田です。先日、とあるインドネシア企業の現地視察にて、インドネシア東部マルク州の州都であるアンボンに出張してきました。約17,000以上の島で構成されているインドネシアですが、アンボン島もその1つであり、アンボンは、そのアンボン島の主要都市です。なかなか馴染みが無いという人も多いと思いますので、今回はアンボン島と、今回視察してきたインドネシア企業につい

インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

海外M&A
インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

こんにちは、ジャカルタの安丸です。2025年におけるインドネシアのマクロ的な展望につき、私見を交えて解説させていただきます。(今回のこのコラムは、2025年1月8日に作成しています。)2024年の振り返り最初に2024年にインドネシアで起こった重要なイベントを、簡単に振り返ってみたいと思います。2024年はインドネシアにとって、重要なイベントが目白押しの1年でした。新大統領の就任10年振りの大統領

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード