株価算定シミュレーション

東祥、子会社の東祥アセットマネジメントをいちごへ売却

更新日:

株式会社東祥(8920)は、連結子会社である東祥アセットマネジメント株式会社(愛知県安城市)の全株式を、いちご株式会社(2337)へ譲渡することを決定した。

東祥グループは、スポーツクラブ事業で「ホリデイスポーツクラブ」、ホテル事業で「ABホテル」、不動産事業で「A・City」を展開している。

東祥アセットマネジメントは、不動産に関する管理、投資、運用を行っている。

いちごはクリーンエネルギー事業、アセットマネジメントを行っている。

譲渡の理由

2019年12月に、東祥の収益力の強化とバランスシートの改善を図るため、東海地区初の投資法人である東祥東海リート投資法人(愛知県安城市、以下「本投資法人」)を設立するとともに、東祥の連結子会社である東祥アセットマネジメントが資産運用を受託した。

東祥は、本投資法人の成長に向けてスポンサー企業として本投資法人に対して2度の物件売却を行うなどのサポートをしてきたが、東祥グループにおける企業価値向上に向けた財務戦略の再構築の一端として、資産運用受託を含む本投資法人のサポート業務について、今後の方向性を検討してきた。

本投資法人の今後の成長を目指すためには、いちごオフィスリート投資法人、いちごホテルリート投資法人、いちごグリーンインフラ投資法人といった上場投資法人の運用実績を有し、今後、私募リートや私募ファンドといった私募プロダクツを含めたアセットマネジメント事業の強化を目指すいちごに、東祥アセットマネジメント株式を譲渡することが最適との判断に至った。

株式の状況

譲渡前の所有株式数 6,000 株(議決権の数:6,000 個)(議決権所有割合:100%)
譲渡株式数 6,000 株(議決権の数:6,000 個)
譲渡価額 当事者間の守秘義務により非開示
譲渡後の所有株式数 0 株(議決権の数:0 個)(議決権所有割合:0%)

日程

取締役会決議日 :2024年7月8日
契約締結日   :2024年7月8日
株式の譲渡実行日:2024年8月1日(予定)

證券・投資・その他金融業界のM&A・事業承継の動向はこちら

いちごに関連するM&Aニュース

いちご、トランクルームのレンタルを行うストレージプラスを譲渡へ

いちご株式会社(2337)の完全子会社である株式会社セントロ(東京都港区)は、セントロが100%出資するストレージプラス株式会社(東京都千代田区)の株式を、アジア太平洋の主要セルフストレージ投資家へ譲渡することを決定し、契約を締結した。いちごは、「心築」事業・アセットマネジメント事業・クリーンエネルギー事業を手掛けている。2017年7月にセントロの全株式を取得し、セントロ傘下のストレージプラスをグ

いちご(2337)、100%連結子会社を通じて台湾のセルフストレージ・オペレーターEasy Storageの株式49%を取得

いちご(2337)は、100%連結子会社である株式会社セントロを通じて、EasyStorageTaiwanCo.,Ltd.(台湾、EasyStorage)と株式取得契約を締結し、EasyStorageの発行済株式の49%を取得した。いちごは、2017年7月に株式会社セントロの全株式を取得(M&A)したことを契機に、セントロの100%子会社のセルフストレージ・オペレーターであるストレージプラス株式会

いちご(2337)、高付加価値ブランド野菜・果物開発のオーガニックソイルと資本業務提携

いちご(2337)は、株式会社オーガニックソイル(東京都中央区)との間で資本業務提携契約を締結した。オーガニックソイルは、2019年5月1日付で株式会社OSMICへ商号変更予定。いちごは、子会社である株式会社テヌートにおいて、ビニールハウスにおける作物の光合成を最適化するため、CO2局所施用システムの開発および施工を行っている。オーガニックソイルは、高付加価値ブランド野菜・果物の品種開発を行うとと

いちご(2337)、都心部で収益不動産事業展開のセントロの全株式取得

いちご(2337)は、株式会社セントロ(東京都港区)を、セントロの全株式を取得することを目的として組成された合同会社カルペ・ディエム匿名組合(東京都新宿区、SPC)に出資し、SPCを連結子会社とすることを決定した。出資額は3,205百万円。セントロは、東京都心部を中心に収益不動産事業を展開している。2社の子会社を有しており、100%子会社であるストレージプラス株式会社(東京都港区)では、セキュリテ

この記事に関連するタグ

「株式譲渡」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、代表的なM&A手法の1つであり、企業の成長戦略や資本政策において重要な役割を果たします。本記事では、株式譲渡の概要やメリット、デメリット、実務上のポイントなどをわかりやすく解説します。この記事のポイント売り手側のメリットには会社の存続、手続きの簡便さ、税金の優遇がある一方、全株主の同意が必要な点に注意。買い手側のメリットには包括的に許認可も引き継げる点などが挙げられるが、買収資金や簿外

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

M&A全般
買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

買収されるとどうなる?生じる変化とは企業買収されると、会社の存続のほか、社員や取引先への影響が懸念されますが、中小企業のM&Aでは株式譲渡のスキームで、会社の法人格がそのまま存続するケースが一般的です。譲受け企業(買い手)の方針にもよりますが、会社の法人格だけでなく、事業用の機械設備、取引先、顧客、従業員などもそのまま引き継がれるケースが多く見られます。友好的買収がほとんどを占める中小企業のM&A

「株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード