会社売却先シミュレーション

SRSホールディングス、飲食店経営のアミノを買収

更新日:

SRSホールディングス株式会社(8163)は、2024年5月28日開催の取締役会において、株式会社アミノ(宮城県仙台市)の全株式を取得し、子会社化することについて決議し、2024年5月28日付で株式譲渡契約を締結した。

SRSグループは、主に「和食さと」、「天丼・天ぷら本舗さん天」、「にぎり長次郎」、「家族亭」、「得得」、「宮本むなし」、「ひまわり」、「鶏笑」、「かつや」、「からやま」等の和食を中心とした外食ブランドを直営及びフランチャイズにて営み、令和6年4月末現在、国内737 店舗、海外24 店舗で事業を展開する。

アミノは、グルメ寿司業態「うまい鮨勘」を始めとした飲食店をた飲食店を東北地域中心に国内に31 店舗、海外に2店舗(令和6年4月末現在)展開し、顧客からの高い支持を集めるグルメ寿司チェーン。

株式取得の目的

アミノは、自動配膳・非接触で寿司を提供する新業態の開発に取り組むなど、時代の変化に合せた投資も積極的に行っており、SRSグループの取り組みとも親和性がある。

SRSホールディングスは、アミノの完全子会社化を通じて、SRSグループが今まで展開していなかった新たな地域での事業基盤の確立、並びに、双方の仕入力や店舗運営力、マーケティングやDX施策等を互いに活用、共有することにより、仕入原価の低減、既存事業の強化が期待でき、またSRSグループの資金、店舗開発力を活かした、アミノの更なる出店の加速等のシナジーも見込める為、グループの中期経営計画の達成に大きく貢献するとの見解に至り、同社の株式を取得することとした。

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1) 異動前の所有株式数:0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0%)
(2) 取得株式数    :223,208 株(議決権の数:223,208 個)
(3) 取得価額     :アミノの普通株式 6,500 百万円
             アドバイザリー費用等(概算額) 25 百万円
             合計(概算額) 6,525 百万円
(4) 異動後の所有株式数:223,208 株(議決権の数:223,208 個)(議決権所有割合:100%)

日程

(1) 取締役会決議日:2024年5月28日
(2) 契約締結日  :2024年5月28日
(3) 株式譲渡実行日:2024年7月1日(予定)

飲食店業界のM&A・事業承継の動向はこちら

SRSホールディングスに関連するM&Aニュース

SRSホールディングス、グルメ回転寿司運営のすし弁慶を子会社化

SRSホールディングス株式会社(8163)は、株式会社すし弁慶(鳥取県米子市)の全株式を取得し、子会社化することを決定し、株式譲渡契約を締結した。SRSグループは、主に「和食さと」、「天丼・天ぷら本舗さん天」、「にぎり長次郎」、「家族亭」、「うまい鮨勘」、「得得」、「宮本むなし」、「ひまわり」、「鶏笑」、「牛ノ福」、「かつや」、「からやま」等の和食を中心とした外食・中食ブランドを、直営及びフランチ

SRSホールディングス、ビフテキ重専門店など展開のシンガを買収

SRSホールディングス株式会社(8163)は、株式会社シンガ(大阪府富田林市)の全発行済株式を取得し、子会社化した。SRSグループは、主に「和食さと」、「天丼・天ぷら本舗さん天」、「にぎり長次郎」、「家族亭」、「得得」、「うまい鮨勘」、「宮本むなし」、「ひまわり」、「鶏笑」、「かつや」、「からやま」等の和食を中心とした外食ブランドを直営及びフランチャイズにて営む。シンガは、ビフテキ重専門店「牛ノ福

SRSホールディングス、唐揚げ専門店「鶏笑」運営のNISを子会社化

SRSホールディングス株式会社(8163)は、株式会社NIS(大阪府大阪市)の全発行済株式を取得し、子会社化した。SRSホールディングスは、和食を中心としたレストランチェーンの経営を行うグループの持株会社。令和4年12月末現在、国内584店舗、海外22店舗で事業を展開している。NISは、唐揚げ専門店「鶏笑」を運営している。国内外に約250店舗を展開している。本件M&AによりSRSホールディングスは

エイチ・ツー・オーリテイリング(8242)、関西で最大級のフードサービス企業グループ・SRSホールディングス(8163)と資本業務提携へ

エイチ・ツー・オーリテイリング(8242)は、SRSホールディングス(8163)との間で、資本業務提携に関する基本合意書を締結した。エイチ・ツー・オーリテイリングがSRS発行済株式総数の約3%を取得することを、今後協議する。エイチ・ツー・オーリテイリングは、関西エリアにおいて百貨店からGMS、食品スーパー、外食事業まで幅広く小売事業を展開している。進行中の中期計画において、「関西ドミナント化戦略」

梅の花(7604)、サトレストランシステムズ(8163)グループの「すし半」事業を譲受けへ

梅の花(7604)は、サトレストランシステムズ(8163)のグループ事業である「すし半」事業を譲受けることについて基本合意契約の締結を決定した。本件は、サトレストランシステムズが新設する株式会社すし半に対して、「すし半」事業を吸収分割の方法により承継させ、その後梅の花がその株式全部を譲受けて完全子会社化する予定。梅の花グループは、人材確保および従業員の待遇維持を目的に、成長戦略として飲食関連他社の

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

M&A全般
個人でもM&Aはできる?メリット・活用サービス・契約の流れを解説

経営者の高齢化や後継者不足といった社会背景を受け、近年では中小企業の事業承継が深刻な課題となっています。その中で注目されている個人でのM&Aは、従来の起業と比較して、初期投資や事業リスクを抑えて独立を実現できる点が特徴です。一方で、契約関係のリスクや従業員・取引先との関係構築といった課題も伴うため、適切な知識とサポートが求められます。本記事では、個人M&Aが注目される背景から、具体的なメリット・デ

M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&A全般
M&Aのメリット・デメリットは?買い手・売り手別に解説

M&Aは、企業成長や事業承継の有効な手段として注目されていますが、買い手・売り手それぞれにメリットとデメリットがあります。本記事では、M&Aの買い手・売り手双方の視点から、そのメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、成功のためのポイントをご紹介します。さらに、M&Aが従業員や取引先、地域社会に与える影響と適切な対策についても触れ、M&Aを検討している経営者の方々が失敗を避けるための実践的な情

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード