株価算定シミュレーション

DICの中国子会社、コーティング用樹脂メーカーのGuangdong TOD New Materialを買収

更新日:

DIC株式会社(4631)の完全子会社であるDIC(China)Co., Ltd.(中国・上海市)は、Guangdong TOD New Material Co., Ltd.(中国・広東省、TODNM)の全株式を取得し、子会社化した。

DICは、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂などの製造・販売を行う化学メーカー。

DIC(China)は、中国におけるDICグループ会社の統括、グループ会社への投資および各種経営支援サービスの提供を行っている。中国語社名は、迪爱生投资有限公司。

TODNMは、コーティング用樹脂の製造および販売を行っている。中国語社名は、广东彤德新材料有限公司。

DICは、中国の中山と張家港の2拠点体制でコーティング用樹脂を生産・販売しているが、両拠点ともフルキャパシティで生産しており、拡張余地が少ない状況にある。
本件M&Aにより、TODNMの持つ幅広い販売網を入手し、事業基盤の強化やアジアにおけるコーティング用樹脂事業の本格的な拡大を図る。

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

DICに関連するM&Aニュース

エーアンドエーマテリアル、DIC子会社のDICデコールを買収

株式会社エーアンドエーマテリアル(5391)は、DIC株式会社(4631)から、DICデコール株式会社(埼玉県桶川市)の株式を取得し子会社化することを決定した。エーアンドエーマテリアルは、不燃建築材料の製造・販売及び工事の設計、工業用摩擦材・シール材、保温保冷断熱材、船舶用資材、防音材、伸縮継手他各種工業用材料・機器の製造及び販売、不動産賃貸収入等を行っている。DICデコールは、各種化粧板、建材塗

DIC、カナダのPCAS Canada Inc.社を買収

DIC株式会社(4631)は、PCASCanadaInc.社(カナダケベック州、以下PCAS-C社)の全株式をPCASS.A.社(フランス)から取得し、買収した。DICは、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂などの製造・販売を行う化学メーカー。PCAS-C社は、半導体フォトレジストポリマーの製造・販売を行っている。本件M&AによりDICは、PCAS-C社の製造技術や量産ノウハウとDICの合成技術を融合す

DIC、顔料事業を行うカラー&エフェクトジャパンを吸収合併へ

DIC株式会社(4631)は、完全子会社であるカラー&エフェクトジャパン株式会社(東京都中央区)を吸収合併することを決定した。DICを存続会社とし、カラー&エフェクトジャパンを消滅会社とする吸収合併。DICは、印刷インキ、有機顔料、合成樹脂等の製造・販売を行っている。カラー&エフェクトジャパンは、顔料、加工顔料、染料およびそれらの中間体の流通業務並びに技術サービスを行っている。DICが2021年に

DIC、完全子会社Sun Chemical Group S.p.Aを通じてSAPICI S.p.A.社を買収

DIC株式会社(4631)の完全子会社であるSunChemicalGroupS.p.A(イタリア・ミラノ、サンケミカル)は、イタリアの接着剤・ポリマメーカーであるSAPICIS.p.A.社(イタリア・ミラノ、SAPICI社)およびその持株会社であるFINAPES.r.l社の全株式取得を目的とした売買契約を締結した。DICは、印刷インキの製造と販売で創業、有機顔料と合成樹脂をベースとした事業範囲を拡

DIC(4631)、米国子会社Sun Chemical Corporationを通じ、米国でジェットインキ事業を展開するSensient Imaging Technologiesの全株式取得へ

DIC株式会社(4631)の100%子会社であるSunChemicalCorporation(米国ニュージャージー州)は、SensientTechnologiesCorporation(米国ウィスコンシン州)の子会社SensientImagingTechnologies(米国ミズーリ州、SIT社)の全株式と事業関連資産を取得することを目的とした売買契約を締結した。DICは、印刷インキ、有機顔料、合

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(本記事は2022年12月に執筆されました。内容は当時の情報です。)(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

「株式譲渡・子会社・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード